11月に風邪気味で北海道に行ったら、楽しかったけど大変だった話:小樽・鮨処よし

小樽寿司屋通り

高速道路のアイスバーンの上を滑りながら、札幌からどうにか小樽に到着した一行は、運河の宿・ふる川にチェックインし、ひと月前から予約していた寿司屋へ向かいます。

鮨処 よし

宿泊先からは数百メートルなのですが、零下のため道路が凍結しており、レインシューズで望んだ私は、ペンギン歩き。店の前に着くと一安心ですが、外観はしっかり撮影したいので、凍結した路面まで下がっての一枚です。

コースは、いきなりウニの手渡しから開演。

これを食べにきたようなものですが、出合い頭にちょっと戸惑います。私の片手もウニでふさがっていますが、息子の持っているのをカメラに収めるのは忘れません。

ふんわりして、澄んだ旨味と海の香りがひろがり、一気にテンションマックス。

風邪のことは一旦忘れて、北海道余市の白ワインと合わせます。

鯨ベーコンは、自家製で、コリコリとした食感と脂のコクがいい感じで口腔内に広がります。

真鱈の白子と、サロマ湖の牡蠣

湖(みずうみ)とありますが、実際は海水に近いそうで、牡蠣の養殖が盛ん。小振りですが、透き通った旨味がたまりません。

大将は、北海道弁というより、口ごもった感じの東北弁。小樽がニシン漁で栄えていた頃や、その後一旦没落してから復活した流れなどを、とつとつと教えてくれます。

鮟鱇

小樽でとれたものを低温でゆっくり揚げてあり、脂ののったほっこりした白身。

ウニ

これも手渡し。こぼれそうなところに口を持っていて、ねっとりと旨味が広がります。

生ニシン

初めて生をいただきましたが、ねっとりと脂が乗っている秋刀魚って感じの食感。この魚が、この町・小樽を大きくしたのだなと思いを馳せます。

ホタテには塩が振ってあり、身が分厚くて口溶けも最高、

蝦夷アワビの煮アワビは、小振りですが旨味凝縮系です。

キンキは肝と一緒にいただきます。今まで食べたことのあるものとは別格の柔らかさと脂乗り。肝の滋味と一緒にゆっくり咀嚼します。

ボタンエビも、とろ~り。

寒い地域は暮らすのは大変ですが、魚介類は本当に美味しいですね。

穴子は炭火の香りをまとい、解けるように口の中で消えていきます。

お決まりのセリフですが、小樽まで来てよかった。。。

さて、

どんぼ玉の工房の横を通って、旅館へ凍結した道を歩いて帰ります。

小樽はその昔、魚網のブイを作っていたので、ガラス産業の技術が発達したとのこと。ブイがプラスチックに置き換わり産業としては衰退したものの、観光としてガラス工芸として再興したそうです。

酒も飲んだし、風呂で温まったので、風邪は少し抜けかけたように感じましたが、どれだけ着込んでも寒気がなくなりません。

明日は少しは温かくなりますよう願って、ベットに潜り込むのです。