[Review] BeatsX

なぜうどんではなく、きしめんを選んだのか

たこ
Salad
8 min readJan 6, 2018

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今まで使っていたワイヤレスイヤホンを洗濯機に入れて帰らぬ人ならぬ帰らぬモノにしてしまったので、悩みに悩んだ挙げ句、去年の秋頃に新しくBeatsXを買いました。

少しの間EarPodsも使っていたのですが、やはり一度ワイヤレスイヤホンを使ってしまうと有線には戻れませんでした。

購入から数ヶ月経ったので、ちょっと踏みこんだBeatsXのレビュー的なものを書こうと思います。

一言で言うと

👉日本のタウンユースに最適なワイヤレスイヤホン(特に電車通勤)

Points

①遮音性

手書きです。

BeatsXはカナル型という形状をしているので、オープンイヤー型のEarPodsよりも環境音をより遮ってくれます。

しかし、歩いたり走ったりすると、人によっては歩行音や呼吸音、心拍の音などが気になったり、息苦しく感じたりすることがあります。

これはBeatsXが悪いというわけではなく、もともとカナル型イヤホンは室内で音楽を楽しむために作られたものなので歩いたり走ったりする場合にはあまり適していないのです。逆にインイヤー型は散歩などでも使えるように設計されています。Boseのイヤーピースが漏斗型(インイヤー型に近い形のシリコン製のイヤーピース)なのも同様の理由だと思われます。

カナル型が流行っていることから店頭にはカナル型の製品が多数並んでいますが、実は歩きながら使うときなどはインイヤー型の方が向いているのです。

そのため僕は、基本的には止まってる時(電車で座ってる時とか)に主に使って、歩いたり何か作業しながら聞くときは片耳だけつける、という風にしています。そうすればタッチノイズの気になりませんし、音楽に集中できるいいイヤホンとして使えます。

音楽を聴くときは、音楽に意識を集中させるため「周りの音から聴覚を隔離する」ことを行うわけですが、AirPodsは「周りの音にさらに別の音を足す」という感覚に近い。

BeataXはまさにこの「周りの音から聴覚を隔離する」使い方に合うように使うといい相棒として仲良くやっていけると思います。

でも逆に「周りの音に更に別の音を付け足す」使い方で使うなら、片耳で使うか、EarPodsやAorPodsを使ったほうがいいかもしれません。

②Bluetoothの強度

W1チップのお陰なのかわかんないんですが、端末から離れても全然途切れません。一般的な広さのマンションなら端の部屋から端の部屋まで届くくらいの距離は一応大丈夫。部屋のパソコンで何か作業している時にふと他の部屋に行ったりする時とかに途中で音が途切れたりしないのですごく良いです。

(僕の持っている機器のBluetooth規格は4.0のはずなのでBluetooth規格自体の影響ではないと思われます。W1チップ凄い。)

③ソフトウェアの細かいこだわり

写真のようにバッテリー表示時や接続時に出るアイコンやアニメーションはやはり傘下企業の製品ならではだなあと感じます。

④音質

音は、カナル型ですのでイヤーチップが合わないといい音になりません。イヤーチップをちゃんと自分に合ったものにすればかなりいい音になります。

レビューで「音が物足りない」「Beats臭い音」ということが言われていたりしますが、イヤーチップを変えればちゃんといい音が出ます。AppleMusic向けにリチューンされているらしく、中音もしっかり出ますし、よくBeats製品に言われる「低音が強くて気持ち悪い」ということもありません。

⑤音楽を聴いてない時の管理が楽

首にぶら下げておけるのはいいです。

買う前はAmazonでよく売ってる3000円くらいのイヤホンに比べるとケーブルが長めなのがどうなのかなと気になっていましたが、実際使うとちょうどいい長さで気に入っています。

片耳で聞いたりするときには、ケーブルが長めなおかげでケーブルが左右どちらかに寄ったりすることがないですし、何より首元ですごく安定してくれます。

でも、首に直に当たるように使うときは首元が気になる人もいるかもしれません。でも、シャツの襟やフードの下などに入れ込めば見た目も悪くなく着けているのを忘れ ます。

完全独立型のイヤホンはケースを一緒に持ち運ぶ必要がありますが、BeatsXは首からかけとけばいいので手ぶらで買い物に行ったりするときは楽です。

⑥充電

Lightning端子で充電できるのはすごくいいです。小さなモバイルバッテリーとLightningケーブルさえカバンに投げ入れておけばイヤホンもiPhoneも充電できるので荷物が減りますし、気が楽です。

でも、そのおかげでLightningケーブルで充電できるモバイルバッテリーが欲しくなりました。

Macを持ってる方なら、USB-Cケーブルで充電できるモバイルバッテリーをお持ちであればケーブル二本で事足りるのはかなり良さげ。

Which is better to buy BeatsX or AirPods ?

Should buy AirPods

◎ながら聴きがメイン

・ケーブルから完全に解き放たれたい

・ものをそんなに無くさない

・音にそこまでこだわらない

・デザインを許せる

・qiで充電したい(将来的に)

Should buy BeatsX

◎電車、バスなどで聴くのがメイン

◎音楽に浸りたい

・AirPodsを無くす自信がある

・うどんはヤダ

・音量ボタンがどうしても欲しい

・手ぶらでよく出かける

Tips

BeatsXを使っていく上で困ったことをQ&A形式でまとめました。

①(初回以外の接続時に、AirPodsのように)ポップアップが出てこない

👉電源ボタンを長押し!

ピュッて出てくるのが気持ちいい

初回接続時以外は2、3秒電源ボタンを押すだけでiPhoneと接続可能ですが、その接続方法だとポップアップは出てきません。

初回接続時以外も5秒ほど長押しして接続することで、いつでも接続時にポップアップを表示させることができます。ポップアップはBeatsXがつながったことがわかりやすいだけでなく、バッテリー残量も確認できるので出てくると結構助かります。

結構他のレビューだとポップアップが出てこないのが残念と言っている方がいらっしゃるのでこれをぜひ試してみてください。

ちなみに、この方法だと毎回接続がリセットされているのかなと思っていたのですが、イヤホン名がちゃんと引き継がれているのでそのようなことはないと思われます。

②ケーブルが顔に当たったり、顔のあたりで大きく膨らんだりする

👉装着方法を少し工夫すると快適に!

ケーブルに癖がついているなら1と2を、無いなら2を試してみてください。

ケーブルを装着するときは図の2のようにケーブルがねじれないよう気をつけると良いです。

ケーブルをまるめてポケットに突っ込んだり、付属のケースに長時間入れていたりするとケーブルに割と変な癖がつきます。その時は1と2を行うとケーブルが落ち着きます。

  1. ケーブルがねじれたりしていない状態で、お互いをマグネットで引っ付けた状態にする。そうしたら、それらを引き離し、内向きに一回転、どちらもねじる(ケーブルが回転軸になってるイメージ)(Rは反時計周りに、Lは時計回りにねじる)。
  2. ねじれないように気をつけながら、弧を描くように装着する。

③音が良くない!

👉自分にあったイヤーチップを見つける or 高性能なイヤーチップに変えてみる

付属のもので合うものがなければ他社製の対応製品を買うのもありです。

Photos

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