2017–06–23

今村夏子の『星の子』につづけて、彼女が影響を受けたという漫画、岡田あーみんの『お父さんは心配症』を読みはじめる。日常における肉親の異常性なんてテーマも構造も、確かに今村夏子作品にそっくり受け継がれているように思える。あみ子の「あみ」も岡田あーみんから採られたのかも。

  • 「お父さんは心配症」のキャラクター達の中で1番おかしいのはだれでしょう。
  • 正解は…典子くんです。これだけ変なキャラクターがそろってる変態マンガで最後の最後まで1コマ残らずまともだったなんて
  • …ぜったい異常だ。

上のは『お父さんは心配症』最終巻での、作者による主人公評。そのまま今村作品にも当てはまりそうでおもしろい(こわい)。


一年以上前かけてすこしずつ進めてた『ドラゴンクエストVIII』をようやく終わらせる。DQシリーズのナンバリング作品って、大体アネクドートっぽいちいさなお話の集積体だったりするし、「白痴」的な聖人像から逸脱することない喋らない主人公たちだとか、(特に近年の作品から)からただようのは、そこはかとないロシア文学の匂いだ。11では「悪魔の子」というこれまでにない主人公像が見れそうだけど、これも堀井雄二版スタヴローギンを期待してしまう。そういえばDQユニバースの教会も世俗権力との関係はおおむね東方教会的。教会建築に関してはローマ・カトリックのそれを踏襲してて、どちらかといえばロシア正教会建築の意匠を施されているのは鳥山デザインのスライムの方。

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