アジャツール 第13回 どこでも貼る!どこでもメモする!

はじめに

6/29にオブジェクト倶楽部の夏イベント(注:2006年)が開催されました。暑い中、大勢の参加を頂きありがとうございました。今回のアジャツールでは、イベントで活躍したアジャツール達を紹介します。

ひっつき虫

まず最初に挙げておきたいのが、「プリットひっつき虫」です。(注:類似品に長光 Bostik 粘着ラバー ブル・タックがある。)これはプチルゴムの粘着剤なのですが、壁に様々な掲示物を貼る時に毎回大活躍します。前回のイベントのTry項目で「事前にひっつき虫をよく練っておくこと」が挙がっていました。なぜならば、練りが足りないと、粘着能力が低くて掲示物が剥れてしまうからです。

今回のイベントでは、前日から筆者を含めたイベント準備の様々な方がひっつき虫を練っていたおかげで、当日は非常によく掲示物が貼れました。ひっつき虫は再利用可能な粘着剤なので、テープなどよりも環境に易しい点が個人的に惹かれます。

(注:長期間使用していると、粘着性が強くなりすぎて剥がれにくくなったり、手の脂を吸収しすぎてベタベタすることもあるので定期的に交換するのがベター)

ライトニングトークスのベストトーカ賞の投票のために紙袋を立てておいたのですが、実はこの紙袋もひっつき虫で机に固定していました。あとで粘着力が強くて剥すのに苦労したほどです。紙袋は重さを計って一番投票があった袋を決めることになっていたので、ひっつき虫が粘着したままだと都合が悪かったのです。ちょっと失敗しました。

また、受付ではあまったひっつき虫で、粘土細工のように、あんぱんマン、バイキンマンなどの造形が各種作られていました。筆者もたまに作るのですが、ひっつき虫造形はかなり楽しいです。あまり粘着力が強くなる前に行うのがお勧めです。

養生テープ

またしても貼り物なのですが、引越し屋さんがよく使っている養生テープは、簡単に手で切れて、粘着力がそこそこ強く、更に剥しやすいという特徴があります。筆者は養生テープを見たことはあったのですが、名前を知ったのは今回が初めてでした。

イベントのようにフロアを借りる場合には、掲示に壁に残ってしまうようなテープを使うことはできません。そのために普段はひっつき虫のような粘着剤を使用するのですが、今回のイベントでは、ふりかえりKPTシートに貼るための付箋やサインペンを入れておく小物入れを壁に固定するのに養生テープを使っていました。初めて使ってみたのですが、かなり使い勝手がよいので、今後のイベントの常連アイテムになりそうな予感がします。

イーゼルパッド

イーゼルパッドは3Mが販売している、巨大ポストイットです。模造紙の感覚で使える粘着できるポストイットですが、オブラブイベントではお馴染のアイテムです。ワークショップで使うこともありますし、オブラブイベント恒例のふりかえりKPTシートの台紙としても活躍しています。(注:オブジェクト倶楽部のイベント会場に、参加者からのフィードバックをその場で貰えるように、KPTの模造紙と付箋を用意して、イベントの感想・改善点などをセッションが終わってすぐに書き出し貼れるようにしていた。)

今回もKPTシートの台紙としてメイン会場に後の壁に貼ってありました。実はKPTシートの「Keep、Problem、Try」という文字は事前に書いておくってご存知でしたか?今回は上田さんがきちんと色分けして、綺麗な字で書いてくれていたのでビジュアル的にもよかったですね。

最後に腰メモ

腰メモとは、「腰にメモ可能な筆記具とメモ帳を携帯しておく」スタイルの意味です。主賓講演の羽生田さんのセッションでも「歩きながらメモできるように、常にメモを携帯すべし」とおっしゃっていました。メモを持ち歩いているかどうかを参加者に挙手してもらったら、3割くらいはいたのではないでしょうか。筆者も平日は常に腰メモスタイルでいるのですが、もうこれ無しでは不安で外出できないくらいです。羽生田さんに褒められた気がして、ちょっと嬉しくなってしまいました。

(注:腰リールメモのこと。詳しくは腰リールで始める携帯メモ生活を参照のこと。)

腰メモについてはまだアジャツールで紹介していませので、次回紹介する予定です。

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