アジャツール 第16回 デジカメで現場を記録する

腰リールカンファレンスのお知らせ

今回はまず「第一回全日本腰リールカンファレンス」の宣伝をさせて頂きます。このイベントは、筆者を中心に企画開催する腰リールメモについての単独イベントです。10/19(というともう明日ですが!)に開催します。(注:2006年10月19日に開催した。詳しくはリンクを参照のこと)

腰リール(メモ)とは、アジャツールでも以前言及した、メモとペンを常に携帯するために、複数のツールを組みあわせて腰にとりつけるシステムの総称です。以前にも、オブジェクト倶楽部のイベントの懇親会の最中などに集って、有志のカンファレンス(のようなもの)を開催していたのですが、今回は単独イベントとして(勢いで)開催することになりました。

発案者(筆者)による講演、腰リール作成&改造ワークショップ、そして腰リール&メモ術版ライトニングトークス、そして懇親会など盛り沢山でお届けいたします。腰リールメモをお使いになったことがない方でも参加頂けます。「気になっていたけど実践できていない…」という方がいらっしゃれば、是非参加してください。

申込締切は過ぎたのですが、まだ多少余裕がございますので、御興味のある方は開催概要のページをご覧になり、「オブラブメルマガを見ました」と本文に記入してお申し込みください。本日18:00まで受け付けております。(執筆当時)

デジタルカメラで現場を記録

今回はデジタルカメラをアジャツールとして取り上げます。最近では携帯電話にも装備されているデジタルカメラですが、普通のデジタルカメラをプロジェクトで持っていることは多いのではないでしょうか。

デジタルカメラは様々な場面で使うことができます。一番多いのがホワイトボードの盤面を撮影する機会です。ホワイトボードは書いて、消して、書いて、を繰り返して使います。そのためスナップショットをデジタルカメラで撮影しておくのです。

ホワイトボードに印刷機能がある場合でも、できるだけデジタルカメラで撮影することにしています。撮影した画像をデータでとっておくことができますし、印刷したければプリンタで印刷することも可能です。ホワイトボードにはミーティングの結果や、ふりかえり、イラストなどを描いていきますが、なんでも撮影することにしています。

他にデジタルカメラで撮影するものとしては、開発風景があります。これは日々の開発風景、たとえばペアプロ中のようなプラクティス実施中の画像や、壁に貼ってあるかんばんの状態、作業場所の全体、置かれたガジェットなどをとっておきます。筆者が携わっているプロジェクトでは、これらの写真を元に雑誌やWebの記事を書いたりしています。(注:例えばこちらの連載など)

また、そういった執筆に携わらなくても、プロジェクトの記録としてとっておくことで、プロジェクトの最後のふりかえりなどに利用できるでしょう。また、プロジェクトが解散し、別のプロジェクトに移る時がくると、以前はどのような環境でやっていたかを思い出すきっかけになります。

撮影した画像は、例えばふりかえりのようなものはカラー印刷して壁に貼っておきます。こうすることで、Try項目を確認して実施する助けになります。ミーティングの結果のようなものは、写真だけで保持しておこうとしても、後で見た時にどうしても情報が落ちてしまいます。必ず詳細な情報はメモしておきます。

写真の管理

撮影した画像をどうやって管理するかという点については、まだ筆者の方でも確立していません。現在は日付毎にフォルダを作成して日付毎に放り込んでいるだけです。Picasa(注:現在はサービスは中止、Googleフォトに置き換わった)のような画像管理ソフトウェアを使うと、かなり効果的に画像を管理できます。他にはWikiに画像を貼り付けたり、画像管理システムに登録するなどの方法もありますが、どれもなかなか一長一短ですね。もし「いい方法があるよ」という方がいらっしゃれば、オブジェクト倶楽部に教えて頂けると嬉しいです。(注:現在だと、Pinterestのシークレットボードなどを使ってみても面白いでしょう)

最近のデジタルカメラは、動画もかなり綺麗に撮ることができます。筆者のチームでは、ふりかえりのセッションを動画で撮影したことがあります。他にもペーパープロトタイピングのような、スナップショットではとらえにくい内容を動画にするという例もあるようです(筆者は撮影したことはないですが)。

今回はちょっとネタ切れの感が否めませんね。次回は一部で評判のバグレゴについてつらつらと書いてみたいと思います。

Published at 2006/10/18.

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