アジャツール第0回 アジャイラーバッグでファシリテーショングッズを携帯する
published at 2005/05/25.
ツール紹介
懸田(かけだ)です。皆さん、元気に「Agi(アジ)」ってますか?今日は、ちょっと毛色の変ったお話をします。アジャイラーはツールにこだわる人が多いと思いますが、皆さんはいかがですか?今回は私が今年に入って使用しているツールを紹介します。名付けて「アジャイラーのためのシザーケース — アジャイラーバッグ」です。
Agility!?
AGILITYは(株)リベロワールドが制作、販売しているファッショナブルなシザーケースを中心とした腰につけるバッグの総称です。インターネットの販売や 、店頭販売も行っています。AGILITYのコンセプトとしてWebサイトには次のように書かれています。
アクティブワーカーとは・・・?
この「アクティブ・ワーカー」とは、もちろん造語です。
私たちAGILITY(アジリティー)は、私たちが作るバッグのコンセプトをこの言葉
に詰め込みました。
私はこのコンセプトを見た瞬間に勝手に脳内変換をしました。
「AGILITY」という名前に運命を感じてしまった私は、いてもたってもいられず、南青山の店頭へ走ったのは言うまでもありません。
シザーケースという道具
シザーケースは、元々は美容師が、様々な鋏を切り替えながら使用するため、腰に鋏ケースをつけて、素早く鋏を切り替えるようにしたバッグのことです。
元々はファッション性よりも、職人の必要性から来ています。大工さんなども、腰に工具入れをぶらさげていますね、それと同じです。ここ数年は、若者のファッションとして町中でシザーケースを身に付けている姿を見かけるようになりました。
AGILITYもそういったファッション向けの製品でもありながら、本来の美容師の方々にも愛用されている、ファッショナブルな職人の道具なのです。
私がシザーケースを見て、真っ先に浮かんだのは「ホワイトボードマーカーと、B6カード、付箋が携帯できそう」ということです。
オブジェクト倶楽部内(注:当時の永和システムマネジメントが主催していた技術者コミュニティ、現オブラブ)のミーティングでは、ここ数ヶ月は皆立ったまま、ホワイトボードの前に立ち、マーカーを握りしめてグループマインドマップを描きながら、会議にいそしんでいます。こういった非常にアクティブな会議の場では、いちいちホワイトボードのマーカー置きにマーカーを置くのが面倒になってきてしまいます。
更には、渡辺幸三さんの影響もあり「かすれたマーカは悪」という思想から、マイマーカーを携帯するようになりました。
こういった側面から、ホワイトボードマーカーを始めとするツールの携帯と、AGILITYの運命的な名前と、腰にぶらさげるシザーケースは急速に結びついたのです。
問題と解決
南青山のショップに、B6カードと、A5のカード、そしてホワイトボードマーカーを握りしめ向いました。当然、ホワイトボードマーカを持ってくるような客は私以外にはいるはずもありません。
ここは正直に店員に用途を説明したところ、実はその時の店員さんはバッグのデザイナーでもあったのです。いろいろと相談にのってもらいましたが、一般的なシザーケースでは残念ながらB6カードはサイズがギリギリで綺麗には収納できませんでした。そこで勧められたのがカフェバッグ(注:現在は廃盤)です。
シザーケースと比べると横幅がほぼ倍になりますが、ポケットの幅といい、マチといいB6カードやホワイトボードマーカが綺麗に収納できるサイズです。しかも、横幅が広い分、腰に巻きつくような感覚で、案外体にフィットしました。
さすがに、椅子に座っている時は場所によっては邪魔なのですが、立っている時はまったく気にせずに使うことができます。お値段は結構するのですが、「ここはアジャイラーの人柱にならなくては」、と勝手に使命感に燃えて購入しました。(もちろん妻には内緒です)
それからは、会社の机の引き出しにしまっておき、出社するとまずカフェバッグを装着してから仕事をする、というスタイルになりました。
今後の戦略
ここ数ヶ月使用していますが、利点を欠点を挙げてみます。
利点:
- すぐにマーカを出せるのは嬉しい
- 付箋やカードなども携帯できるので場面によっては嬉しい
- 目立つ
欠点:
- 座っている時に邪魔
- 間違えて付けたまま家に帰ってしまう
- トイレで邪魔
特に、出社してすぐに装着したはいいのですが、一日会議がなかったりすると、かなり空しい気持になります。この辺りは、自分自身を励ましてどうにか我慢しています。1日に会議が連発して、ファシリテータ役をする際には、カフェバッグの存在は非常に有り難いです。変に会議好きになってしまうのも問題がある気がしますが…。
今後の戦略としては、アジャイラー御用達の道具に合わせたサイズ、デザインの企画を提案してみようかと考えています。皆さんも、興味があって、財布に余裕があって、「駄目でもファッションとして身につければいい」というような太っ腹の方がいらしたら、AGILITYを身につけませんか?その際には、是非店頭に行って身に付けてみることを強くお勧め致します。
「アジャイラーのAGILITYによるアジャイラーのためのバッグ」を目指して….