アセナビって?ビジョン・ミッションや存在定義について

Toshiya Isobe
ASENAVI BLOG
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6 min readAug 7, 2017

どうも磯部(@foo1048)です。

8月最初の週末、アセナビでは「夏合宿」と題して、これまでアセナビを支えてきてくれたメンバーを中心に一泊二日の合宿をおこないました。

アセナビで合宿を行うのはとても久しぶりでちゃんとできるか不安でしたが、なんとかいい時間にすることができました。

当日の様子等は他のメンバーが書いてくれるレポートに譲るとして、ぼくからは改めてアセナビのビジョン・ミッションを伝えるべく、筆を取りました。

アセナビとは?

概要

アセナビは、ASEAN WORK NAVIの略でして、「ASEANで働く」に関する情報を発信しているウェブメディアです。ASEANで働く日本人のインタビュー記事を核に、旅や食べ物といったポップな内容から政治や経済のような堅い情報など、多数のコンテンツを発信し続けています。

2013年4月に慶應SFCの学生によって創設され、現在まで学生を中心に運営されており、関わったメンバーは60名以上に及びます。

Vision

Visionは「“ASEANで働く”が当たり前の選択肢になる社会を実現する!」です。

アセナビが創設された2013年から比べると、ASEANへと行くハードルはぐっと下がり、現地で働く若い人たちも増えてきた印象があります。それでも、まだまだASEANに対して偏った印象を持っていたり働くイメージを抱けていなかったりする人が大勢いますよね。ぼくたちが知っているASEANと世間的に知られているASEANには心理的乖離があると考えています。

実際にASEANに行ってみると、日本で味わえないようなたくさんの楽しみやチャンスが潜んでいます。働ける機会もあり、外国人として現地に貢献することもできるし海外から日本に刺激を与えることもできます。

そんなASEANという地域で働くという選択肢を、日本にいる多くの人たちが当たり前のように享受できたらいいんじゃないかと考えています。イメージとしては、学生が進路選択をする際に「就職」「ワーホリ」「大学院進学」という選択肢の中に「ASEANで働く」が当然のようにあってもいいのではないでしょうか。

これはぼくの持論になるのですが、栄冠も成功も地位も名誉も人生にとっては飾りごとでしかなくて、人が幸せに生きていくためには「納得感」の充足こそとても大事なのではないかと考えています。たとえわかりやすい“成功”を収めていなくとも、自分がいま生きている人生に納得感を持ち、これから選ぶ道を正解にしようと主体的に動いている人こそが幸せなんじゃないかと。そう考えると、自分の人生を自分で選ぶ人が増えることが大切です。

そこでぼくたちは「ASEANで働く」という選択肢を提案します。「ASEANで働く」こと自体が多くの人にとって納得感の選択肢かもしれないし、もしかしたらそうじゃないかもしれません。

それでも、ちょっとハードルが高いように思える「ASEANで働く」が当たり前になれば、多くの人が感じている“一歩を踏み出すまでの躊躇い”という壁をぶっ壊していけるのではないかと常々思っています。その壁の崩壊には「ASEANで働く」がベストな選択肢だと考えていて、ぼくたちはそれが当たり前になることをVisionとして日々活動しているわけなのです。

Mission

Visionを踏まえて、ぼくたちのMissionは「“ASEANで働く”を近くする」ことです。これは創設当初から変わっていないし、これからも変えるつもりはない、とても大事にしたいMissionです。

“近くする”というのは抽象的ですが、極端な例を出すとコンビニに行くのと同じくらい気軽に身近にしていきたい、というニュアンスです。デフォルトの選択肢として存在しているのが前提で、そこから各々が主体的に選べるようになったらいいなあと。

なんでASEANなの?

ここでは、ぼくたちがASEANを選んでいる理由について説明します。選択肢として提案するならアフリカでもオーストラリアでも、もっと言えば北海道でも良さそうです。でも、ASEANがいいのです。

そこには大きく3つの理由があります。

① ハードルがちょうどよい

ASEANは距離的にも日本から近く、同じアジア人という同胞意識や歴史的観点から心理的にも親近感があります。

一方で、一般的な日本人からしたら汚いイメージや治安のよくないイメージが持たれがちでハードルが低いとは言えません。

とはいえ、アフリカやインドに比べたら圧倒的に行きやすいし、一度行ってしまえば他の国にも気軽に行けるようになるような絶妙な難易度を誇っています。海外渡航や自分の壁を壊す試金石となる丁度よいレベル感である地域がASEANなのです。

②ASEAN地域が持つ力

ミレニアル世代である人たちは、日本が成長の波に乗っていた時代をリアルタイムで体感したことがありません。生まれてこのかたずっと「失われた20年」と言われたり「少子高齢化、人口縮小」が問題とされたり、ネガティブで内向きな風潮が漂っています。

一方でASEANでは、ぼくたちが肌で感じたことのない成長と発展を手に取るように体感できます。若者が多く人口は伸び続け、街は毎年のように変わっていく。新たなビジネスがどんどん生まれ「明日は今日よりより良くなる」と信じて疑わないポジティブな雰囲気が地域に満ちあふれています。このような空気感をいま、そしてこの先しばらく味わえる場所としてはアジアが一番です。

③人

ASEANに行くと、海外にいる日本人という仲間意識からか、日本ではなかなか出会えないような人たちに会い、お話しできる機会に巡り会えます。ASEANで主体的に人生を歩んでいる人たちには、数多くの修羅場をくぐり抜けてきたからこその言葉の重みや夢の壮大さを感じられます。そういった人たちに早いうちに影響を受けることで、モチベーションに繋がったり、目指したいロールモデルとして確立されたりと、人生の深い指針となります。

これらがぼくたちがASEANを選んでいる理由でした。

アセナビはこれからも「“ASEANで働く”を近く」していきます!これからもよろしくお願いします!

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Toshiya Isobe
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94年生まれ / 好き → アジア・デザイン・編集・本/最近はnoteで書きます https://note.mu/isobe1048