10年ぶりのアメリカで確定申告

Masashi Nakane
アメリカに引っ越ししました
3 min readFeb 18, 2018

2017年2月にアメリカのカリフォルニアに家族で移住し、もうすぐ1年が経過しようとしている。そして、この2月は、2017年度分の所得税の申請をするいわゆる、Tax Return/Tax Filingの時期にあたる。

By courtesy of https://www.flickr.com/photos/68751915@N05/

日本では、通常のサラリーマンの場合、毎月の給料から源泉所得税という形で、事前に所得税が引かれ、12月あたりに、保険やら住宅ローンの控除申請を年末調整というかたちで会社経由で行い、人によっては、まあまあな額が、多めに支払っていた源泉所得税の中から、もどってくるうれしい時期でもある。大きい医療費、株や仮想通貨等の税申告がなければ、基本的に、会社がいってくる書類を出すだけで事が足り、確定申告しなくてよいので、それほど税務署を意識することはない。

アメリカでも、事前に家族状況などをW4という書類で申請し毎月の給料から源泉で所得税をひかれる、年末調整がなく、国民全員が自分で所得税の最終申告をアメリカでいう税務署、IRSと州にたいして行うことになる。

2007年にニューヨーク在住時にTaxの申請した時以来だったので、11年ぶりのTax申請をした。だれかのなにかの参考になればと、ざっくりと書いておく。

まずは、サラリーマンの場合、W2フォームという前年度分の源泉徴収の詳細の紙が、会社から1月末前後に郵送などで送られてくるので、それを申請時に用意すること。これがないと申請できない。
うちは、奥さんとのJointで(1つの申請書に一緒で)の1040フォーム申請を行った。Intuit社のオンラインのTurboTaxを使った。会社がIntuitで給与サービスをやってるせいか、W2フォームにあるシリアル番号を入るだけで、TurboTaxが勝手に詳細をインポートしてくれ、いちいち税金の金額などをいれなくていので、非常に簡単だった。入力項目は、結構あるが日本の税務署のオンラインで書類をつくるものをやったことがあれば、なんとかなる。面白かったのは、カルフォルニアの場合、医療保険をかけてないと、人数分の追加の税金を払う必要があったりする。最終的には、いろいろ入力し、結果、運良く、いくらか還付される形になった。

時系列的には、こんな感じ。

2月5日 W2フォーム届く。即TurboTaxで申請(Federal/国税とState/州税)
2月6日 IRSと州がオンラインフォームをアクセプト
2月14日 国税分の還付が銀行に振り込まれる
2月16日 州税のサイトで承認がおりたのを確認
2月23日 銀行に州からの還付も振り込まれた

実質、1週間ほどで、フェデラルの税金の還付が振り込まれ、3週間以内ですべてオンラインで完了した。非常に楽ちん。TurboTaxの費用は130ドルくらいかかった。株とか不動産がある場合には、たぶん、H&R Blockなどの税理士がいるところでやるのがいいかもしれない。

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