みんなどうしてる?旅行中の免疫療法 ~旅のヒント~

「免疫療法を行っているのですが、旅行中は継続できますか?」
「他のみなさん、旅行中は免疫療法はどうなさっていますか?」
ご旅行前に旅行会社の顧客窓口へよく届く質問です。
せっかくのアレルゲンを除去した食事で楽しむ旅行。旅行中はアレルゲンを一切摂取せず、安心して楽しみたい。
でも、日々少しずつ継続している免疫療法。間をあけてしまうと効果がなくなってしまのではないか、再開したときに発症してしまわないか不安
……。
継続するのも、中断するのも、どちらも悩みますよね。
そこで今日は、気になる旅行中の免疫療法についてご紹介します。
まずは主治医に相談しよう
2泊3日の場合、免疫療法実施の日程を調整して、旅行中はアレルゲンを摂取しない方も増えています。
一方、旅行中も継続して摂取する方も多いです。
旅行中に免疫療法を継続するかどうかの判断は、治療の状態や実施品目によっても異なります。
まずは主治医に相談しましょう。
どのタイミングで・どの分量で摂取するのがよいかなども一緒に考えてもらえるように、旅行先や行程なども伝えましょうね!
旅行中の免疫療法で、注意するべきこと
旅行中に免疫療法を行う場合、いくつか注意しておきたいことがあります。順番に確認していきましょう!
*できるだけ「いつも摂取している物」を用意しましょう
できるだけ、お家からいつも使っている物を持って行きましょう。
どうしても持って行けない場合は、コンビニの場所を確認し、現地でいつもと同じ物が購入できるか確認しましょう。
乳の免疫療法中の方が「現地で牛乳を手に入れたい」と言われることがあります。ホテル内の売店で牛乳を販売している所も多いです。また、車を使えばコンビニへ行くこともできます。
ただし、牛乳は地域や季節により濃さが異なります。特にホテルで販売している牛乳は濃厚なものが多く、同じml数でも、普段摂取しているもの以上のタンパク成分を含んでいる可能性が高いです。
事前に主治医に摂取量を少な目にする方がよいかなど、十分に相談しましょう。
*客室の免疫療法に必要な環境が整っているか、確認しましょう
何の免疫療法を行っているかによります。
冷蔵庫が必要な場合は、小さなものがホテル客室内にある場合が多いです。持ち込んだ飲み物や食べ物も入れられる環境になっているかまで確認しておくとよいでしょう。
温め環境やお湯が必要な場合は、電子レンジの貸し出しがあるか、電子ポットはあるかなど確認しましょう。共用スペースにある場合もあれば、台数限定で貸し出しのある場合もあります。
そのどちらもないときは、相談すればホテルレストランで温めてもらえることもあります。その場合、厨房の環境も確認しましょう。なるべく「こちらでタッパーまで用意し、厨房ではそれをレンジで温めてもらうだけ」など、厨房に負担がかかりにくくコンタミの可能性が低い方法を提案しましょう。
*他の物が混じらず、親が一緒にいられる環境で行ないましょう
食事も全て済ませ、夜に客室で摂取するのがベストです。
飲食施設内で免疫療法のアレルゲンを摂取することは、避けましょう。
もし、万が一アレルギー症状を発症してしまったとき、飲食施設で食べたものやその環境が原因か、免疫療法の影響か分からなくなってしまうからです。そのため、摂取の時間帯も十分に食事から時間を空けて行うようにしましょう。
*万一の際の連絡先を確認しておきましょう
免疫療法実施の有無に限らず、必ず確認しておきましょう。
ホテル内の場合は、フロントに連絡します。また、レストランや観光施設内のときは、まず施設スタッフに伝えます。施設の担当者が、最も病院に早く着く方法で、救急に連絡をしたり車を手配したりしてくれます。
施設内ではなく道中に発症した場合は、119番が基本です。
*「旅行中は疲れやすい」余裕を持った行程を!
旅行は環境が変わり、いつも以上に動き回ったりはしゃいだりしがちです。本人は気が付いていなくても、実はとても疲れていることもあります。
疲れがたまると、いつもは大丈夫なものでもアレルギー症状を起こしやすくなります。
夜はしっかり休めるよう夕食後は予定を空けるなど、余裕を持った行程を意識するようにしましょう。
無理なく、安心安全に
せっかくの楽しみな旅行。
お母さんも安心して過ごせることが、とっても大事。
免疫療法を行うか行わないかも、最後のポイントは「どちらの方が気がかりなく旅行を楽しめるか」です。
ポイントをおさえて無理なく、家族みんなが安心して楽しめる環境を作りましょう!

