インド旅行記 その二:空港前で野宿

余裕が無さ過ぎて空港の写真ry以下略、バラナシにて遭遇「よく来たな…こっちだ」とこのまま未知の世界へ案内してくれそうな牛をご覧下さい

空港のまわりは一つの大きな広場のようになっており、普通に近代的な作りになっていた。主に空港出入り口付近とタクシースタンドあたりに人の群。夜中の1時なのに人の群。

怖くて直視はできないが、ちらちらと見る限り本当にインド人と思わしき濃い顔しか見えない。怖い。

なんであんなに目をむいてしきりに大きなを声出してるんだ。夜中の1時なのに。そして一人くらいアジア人がいてもいいじゃない…いないじゃない…。

植込みがあり、その付近のイスでも多くのインド人がしゃべったり寝そべったりしている。

目当ての外カフェはむき出しのスタンド形式だった。仕切りも屋根も椅子もない。

カフェというか簡易バー。

そうかそうきたかはいはい、と長ベンチにがっくり座る。

どこにも落ち着くような場所など用意されていない。

なるほど私の考えは既に甘かったのだ。

わかった、もういい、ここで寝る。居場所が無いなら作るしかない。ここ私の陣地。

インド人が寝てるなら私も寝てもいいんだ。

バックパックにストールをかぶせ、チェーンキーをかけ、少し嵩高いが枕にして横になった。

周囲の人の気配と声は眠るには最悪の環境で、意識が反応し緊張が取れない。けれど疲労もあるので、少しでも眠らねばと強引に目を閉じる。

いつの間にか私の隣で、バックパックを枕にする白人の女の子が寝息を立てていた。

心細いよねえ、やっぱり。

朝の5:30には起きて、タクシーに乗り鉄道駅に向かう。

砂漠の都市「ジョードプル」行き列車に乗る予定だ。

タクシーがちゃんと駅に行ってくれるだろうか。お金はぼったくられずに済むだろうか。

心配は尽きないがそれら全てを祈りに変えてやり過ごす。

気付けばもう夜中の3時だというのに、ここ空港前は賑やかだ。

けれど強引にねじこんだ自分と言う存在は、今にも弾き飛ばされそうだ。

ただひたすら耐えるように眠るという行為にしがみついた。

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Saki Takemura (武村 沙紀)

Written by

日本は京都からカナダに移住目指して滞在中の漫画家、エッセイスト。英語をゆるゆる勉強しながら、漫画創作や文章を書いて遊びます。死ぬまで物見遊山、生きてる間は夏休み。

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