だれのための行政なのか?

エボラン
トリップルライフ
2 min readSep 11, 2018

映画『ほたるの川のまもりびと』(上田映劇)

長崎県佐世保市の石木ダム建設を巡って
半世紀にも及ぶ、行政と住民との対立の記録。

とはいっても、両者の衝突シーンは
ほとんど出て来ません。

上映時間のほとんどを占めたのは、
反対運動をしている住民たちの
微笑ましい日常風景。

川棚町のお祭りの様子や、反対運動をイラストに
して町の外に伝えようとしている少女。

中学ソフトボール部のエースの娘を持つ家族の
日常などの描写です。

先祖代々住み続けた土地から追い出され、
その日常生活が破壊されてしまうダム建設。

住民たちは一致団結!

おばあさんたちが、未だに建設予定地に
バリケードを築いてその前に座り込んでいます。

半世紀前に計画されて、なんのために建てるのか?
専門家からも疑問視されているダム。

住民の意思を無視して計画を強引に進める県と市。

選挙結果の民意を無視して、政府が進める
沖縄の辺野古基地建設と同じ構図ですね!

笑顔を保とうとしているおばあさんたち。
そして、時折見せる苦悩や悲しみの表情。

この国の政治のあり方が問われています。

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エボラン
トリップルライフ

デュアルライフの発展形、トリップルライフ実践者。東京×沖縄×信州上田の3拠点移動生活を通じて、時間と場所に拘束されない自由なライフスタイルを提唱中。10MTVを視聴した感想も書きます!