「東京ジャズ」観覧レポート

エボラン
トリップルライフ
4 min readSep 2, 2018
民謡クルセイダーズ
けやき並木 野外ステージ

長年、有楽町フォーラムで開催
されていた「東京ジャズ」。

今年から、NHKホールへ移動!

代々木公園けやき並木の野外ステージ、
センター街なども加え、渋谷の街全体で
行うイベントを目指した模様でしたね。

お目当はつい先日、ロバート・グラスパーと、
テラス・マーチンを中心に結成された
鳴り物入りのスーパーユニット、

「R+R=NOW」!

小雨が降る中、新幹線で東京へ向かいました。

ホールでのライブ。

前半は、「コーネリアス」。

夏に、六本木の「21_21 デザインサイト」で
コーネリアスの音楽をもとにイメージした、
何組かのアーティストの映像作品を観ました。

そのときと同様、ステージのバックには、
曲ごとに同調したイメージの映像が流れ、
ひと頃流行った、DVJのような趣。

シンプルで強く激しい音が館内に響き渡り、
ピンクフロイドのような
プログレッシブロックも彷彿させましたよ♪

休憩時間を挟んで、
いよいよ「R+R=NOW」。

のっけから、クリスチャン・スコットの
ソロパートで始まリました。

彼は、最初にアルバムを聴いたときに
衝撃を受けたトランペッター。

でも、音が安定していないのです。

「大丈夫か!」

ちょっと動揺してしまいましたね。

しかし、演奏が進むにつれてノッて来たのか、
抑揚の効いた独特の音を響かせていました!

ロバート・グラスパーは、自らのグループの
ときのように前面に出るのを抑えてまとめ役に
徹していたようでしたね。

目立っていたのは、テラス・マーチンの
ボコーダーボイス!

このユニットは多分に彼の音楽性が反映。

音楽的な柱は、テラス・マーチンなんじゃないかな。

全体としては、そつなく安定して
文句のないまとまった演奏でしたね。

贅沢を言えば、ライブならでは、
観衆をエキサイトさせるようなハプニング的な
要素もあったらよかったかなぁ…^^b

野外メインステージ

ライブが終わり、けやき並木にライブカーを
横付けしたライブステージへ。

「民謡クルセイダーズ」と、「桑原あい」を鑑賞。

民謡クルセイダーズは、ユニークなバンドですね!!

人は音楽を聴いたとき、知ってる曲だと、

「あ、それ知ってる」とすぐに反応しますよね。

このグループは、そんな誰でも聴いたことのある
昔からある民謡をラテン風にノリノリにアレンジ!

若者から年配者まで、広い年齢層に受け入れられる
要素を持っていそうですね!

理屈なしに楽しめますよ〜⁰^♪

続いてステージで「嵐を呼ぶ女」と、
自ら語っていた、桑原あい!

それを証明するかのように、ライブ最中、
ときどき強い雨が降っていましたw

女性ジャズピアニストには、男性以上に
力強く演奏するプレイヤーは少なくありません。

彼女もその一人。

でも、なんというか、彼女のプレイからは
ただ激しいだけではなく、内面から湧き出る
さまざまな感情を受け取ることができるような
気がするんです。

母親と喧嘩したあとにつくったという
目まぐるしく音のテンポが変わる「mama」。

そのときの彼女の気持ちが手にとるように届きました。

野外メインステージでは、金曜から日曜までの3日間、
14組のミュージシャンの演奏を無料で観られます。

著名ミュージシャンをホールで観るのは有料。

でも、野外ステージはタダ!

けやき並木には屋台もたくさん出ています。
ピクニックがてら、ジャズを楽しめますよ♪

--

--

エボラン
トリップルライフ

デュアルライフの発展形、トリップルライフ実践者。東京×沖縄×信州上田の3拠点移動生活を通じて、時間と場所に拘束されない自由なライフスタイルを提唱中。10MTVを視聴した感想も書きます!