ひま部がサービス終了する理由。

パセロ博士
パセロ博士のひま部室
5 min readOct 31, 2019

大切な部員のみなさん、こんにちは。ひま部の運営パセロです。

みなさんもうアルパカの公式ブログでお読みになったかと思いますが、

ひま部は、12 月31日をもってサービスを終了します。
四年間で登録者数800万人を集めた、日本最大級の学生限定SNSでした。

今日は、ひま部関係者として部員の皆さんに話したいと思ったことを、ここに書いていきますね。一社員としての、私の思いです。

ひま部のサービス終了のお知らせが昨日公開され、沢山の部員のみなさんが情報を求めて検索したり、ひま部内に、そして他のSNSに投稿したり、運営に直接連絡をくれたり、問い合わせをしたりしているのをみて、みんなのひま部への気持ちの強さを再確認しています。

たくさんの声が届いています。アルパカたちも、ぺんぺんたちも、一人ひとり連絡をくれた人に返事を返すように心がけていますが、もし返事が遅れたり、たまに返しそこねたりしていたら、どうかお許しください。この時期こそ、ひま部員たちとの身近な存在でありたい、この気持ちを共有したい、「これからも、お互い頑張ろうね」と一緒に前向きになって、新しい道を歩み始めたい、そんな気持ちで今精いっぱいやっています。

終了理由に関してですが、

アルパカがブログに書いて、またひま部の投稿で強調しているように、

アルパカはひま部の本質と未来と、このアプリのおかげで成立した友情や深いつながりを考えて、このような決断になりました、ということを改めて言いたいです。

特に事件があったとか、脅されているとか、潰されているとか、そういうわけではない。ただ、ひま部で知り合い、運営の手の届かないところで部員は犯罪に巻き込まれているという深刻な問題は事実としてあります。そして、その問題に真剣に向き合ってたひま部は、導入されてもまだ同じひま部であり続けられる程度のセキュリティー規制では充分じゃないと判断されました。

ひま部がサービス終了となったのは、

ただただ運営を続ければなんでもいい、という考えじゃないからです。そしてもちろん、ひま部員に無関心な訳ではないです。これだけ大きなアプリとして、社会的な責任と部員の安全に対する責任を持ちつつ、一方ひま部というコミュニティーの本質も譲ることができなかったからです。

アルパカにとっては、それはどれほど重大な決断だったのか、一年ちょっとしかひま部に関わっていない私にとって、完全に想像のできないことです。ひま部を停止することが決断された日、他のメンバーもとても重苦しい雰囲気の中で仕事をしていました。生活の一部になってしまったひま部に別れを告げる日がこんなに早く来るとは思わなくて、何よりもひま部員に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

でも、こうやって4年間も一緒にいられたことを、

素敵な友情の物語の大事な一部になれたことを、

ひま部員に楽しい時間、落ち着く時間、

そして本当の自分でいられる時間と空間をて提供できたことを、運営一同は心の底から嬉しく、そして有り難く思っています。

これだけ巨大なアプリを少人数で運営してきた仲間たちを、私はとても誇り深く思っています。毎日通報を見たり、問い合わせに対応したり、バグを直したり、新しい機能を取り入れたり、そんな様々な仕事をいつも安全と、使いやすさと、そしてひま部をただのアプリとしてだけではなくて、特色のコミュニティー、ある種の家族として感がていて、頑張っていました。

そしてその考えに共感してくれた、たくさんの部員に手伝ってもらいました。ありがとう。

ひま部運営で、よく話し合っていたことは、

自分が中高生の時にどんな気持ちだったのか、どんな目で世界を見ていたのか。何を求めていたのか。

そして親御さん、教育関係者、
その他の大人たちはどういう目で見ているのか。

子供が生きやすい社会にするために、
その二つの世界をどうやったら和解させることができるのか?
何ができるのか?何ができないのか。

そんなことを考えながら運営に取り組んでいました。

ひま部は失敗していないと思います。

「ずっと続けたいと思っていたことを、
卒業しないといけない時が来た」と言いましょう。

最後に言いたいのは、サービス中止の予定が発表されたからといって、ここから二ヶ月ひま部は無法地帯になります、というわけではないです。寧ろ、最後までいつものように部員を守っていきますし、いつものようにそれを少人数でやりますので、利用規定をきちんと守っていただくように、ご協力をお願い致します。

また、是非ひま部の公式ツイッターのフォローと、公式ラインの友達追加もしてください。そのアカウントはひま部が止まった後ものこります。細やかな卒業式もやるかもしれませんので、予定が決定次第お知らせします。

運営のTwitter : https://twitter.com/alpaca_himabu
運営のLINE : http://nav.cx/a0qaaLr

最後まで、安全に、楽しんでいきましょう。

以上、パセロからでした。

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パセロ博士
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ひま部文化研究者。趣味はスズメヲッチング。