イェイとひま部の違いとは?イェイの安全対策、どう変わった?徹底的解説

パセロ博士
パセロ博士のひま部室
6 min readJan 20, 2020

去年2019年の12月31日を持ちましてサービス終了となった
学生限定コミュニティアプリひま部
そしてそのレガシーを引き継いで次世代となった
世界とつながる特定コミュニティYAY(イェイ)

同じ開発元を持ち、デザインも機能も非常に似ている。その上多くのひま部の愛用者が12月末にそのままYAYに移ったことで、コミュニティ自体もほぼ同一。

何が変わった?どこが改善した?

新しいアプリにする意味ってそもそもあったのか?

ひま部のサービス終了に関しては、運営は、ユーザーをしっかり守るならひま部を守りきれない、その”ありのままの”ひま部を守るならユーザーを守りきれないという痛感から、ユーザーの安全を第一の優先として受け止め、一度安全対策をきちんと改めてから新しくてより安全なアプリを出すことを決心した。その結果として今のイェイがある。

でも、実際、安全面ではどう変わったのか?そんなことを知りたいユーザーさんのために今日は、
安全対策の視点からイェイのひま部と異なるところを少し説明していきたいと思います。

皆様はもうお気づきかと思いますが、一番大きな相違点は

イェイ全年齢対象コミュニティです。

ひま部は学生限定となっていましたが、イェイには何歳の人も登録ができるということになっています。(※但し中学生以上)

なので、未成年の安全確保のために、年齢の区分によってユーザー同士の1:1のコミュニケーション(つまり個チャ)が制限されることがあります。

イェイ現在版(v.1.0.2; 2020年1月)の年齢制限についてアルパカも解説しています↓

イェイでは、個人チャットを利用するには、全ユーザーに年齢確認の手続きを行って頂くことになりました。

設定された生年月日が一致している身分証明書を撮影して、提出して、しばらく年齢確認の手続きが済むまでお待ちいただきます。

年齢確認の手続き自体にも変化がありました。身分証明書の偽造防止のため、カメラロール・端末からのアップロードを不可能として、書類をその場でカメラで撮影してもらいます。

そして、AIによって偽造身分証の見分けもどんどん得意になっております。何よりも、全年齢登録可能なので、良心的なユーザーには身分証明書を偽造する必要はありません。ご安心して手続きを済ませてください。

❷通報履歴のあるユーザーに厳しくします。

過去に通報されたことのあるユーザーが個人チャットで送る画像は監視対象になります。個人チャットで相手を不快な気持ちにさせるような画像を送り込む通報履歴をもつ者は、ゴミムシにされている時間を反省に使って下さい。信頼を失うのは一瞬でできることで、信頼を取り戻すのはなかなか時間がかかります。リアルの人間関係もそうだし、イェイもそう。

また、通報などによってゴミムシにされてしまった場合、
凍結解除後一週間、個チャする相手に、最近ゴミムシにされた人の名前の隣に警報マークが表示されます。

警報マークはこんな感じです

以前と比べてできなくなったこともあります。

❸複数アカウント作成の制限

以前ひま部では一つの端末でアカウント何個も作ることが可能でした。現在イェイでは、原則として1ユーザーに対し1つのアカウントということになっています。アカウントを保存するには、携帯番号の承認を通します。

悪用・捨て垢防止、より信頼性の高いアカウントを持たせるためです。ユーザー同士には携帯番号は絶対に見えません。しかし、万が一何か大きなトラブルがあった場合、イェイのような匿名コミュニティではアカウント内容やIPだけで個人を特定できる可能性は極めて低いので、携帯番号はリアルのトラブル解決につながる大事な情報になります。

(何も起きないといいのですが安全対策を真面目に考える時は最悪の展開も可能性として検討しなければいけないのです...)

❹ビデオ通話機能の廃止

ひま部には暇なユーザーたち同士、誰とでもビデオ通話ができる機能「誰ビ」がありました。今回イェイではカットされています。

誰ビが気に入っていたユーザーも間違いなくいると思いますが、技術の面で誰ビを健全に楽しみたい方の安全を確保することは非常に難しいことがわかりました。従いまして今はトラブル発生件数がより少ない、通話バージョン「誰通」だけは残っています。

❺紹介文(旧レター)の内容も完全公開に

個人チャットとまた別のコミュニケーション手段、レター、現在紹介文機能。以前レターを非表示にすることが可能でした。非表示にできるからといってレターで送り合う情報でも利用規約に違反してはいけない。

レター及び紹介文機能を用いたID交換等を防止するために非表示機能を廃止し、今後ともレターでのやりとりの安全化に向けた対策をとって行きます。

以上、主なひま部とイェイの相違点を安全の面から解説しました。

イェイはこれからも一つ一つのアップデートと共にアプリの安全性を向上していきます。ひま部の4年間を運営し続けた経験を生かして、最新の技術を可能な限り取り入れて安全な居場所作りにコミットしていきます。

重要なアップデート・お知らせ・メンテナンス情報を一番早く把握したい方は、YAYアルパカの公式ブログをnoteでフォローをお願いします。

また、いろんな制限や対策も変わっていきます。機能が減ったり、増えたり。イェイはひま部のように、ユーザーの声やニーズに寄り添って使いやすい、本当にみんなの最高な居場所に進化させていきます。いや、「させます」じゃなくて、みんなで、そうしていきましょう!

これからも親愛なるユーザーにご理解とご協力の程お願い申し上げます。

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パセロ博士
パセロ博士のひま部室

ひま部文化研究者。趣味はスズメヲッチング。