諏訪さんインタビュー

191006/ Sun / 13:35–13:50 / くもり時々雨/ ベルソリーゾ

諏訪さんは以前から知っている。写真について言えば、僕の師匠のような方だ。実際にカメラまで譲り受けている。また、僕の成人式の記念撮影を諏訪さんに撮っていただいている。

この日は13:30にファミリーカメラ集合となった。諏訪さんは柿生住みでないにも関わらず、諏訪さんが車でお越しくださった。どうやらテニス帰りらしい。テニスの服装だった。ファミリーカメラに着くと、ベルソリーゾに行こうかと誘ってくださった。インタビュー後におばちゃんも落ち合って、3人でお茶をするという流れだ。

まずいつも通り研究の概要について簡単に説明した。諏訪さんからは特に質問などはなかったので、すぐに出会いを聞いた。元は写真スタジオの仕事で付き合いが始まったという。 おばちゃんは諏訪さんの顧客の一人だったというのだ。面白い。
「担当していた地域がここら辺だった訳さ。お客さんに会いに行って、まあクレーム処理みたいなのもあるよ。それを開発側の方にフィードバックして。特に七五三とか成人式の前とかね」
「何年前くらいですか?」
「うーん、30年くらい前かな。(担当していたお客さんは)100人くらいいたかな
「100人の内の一人だったんですね、すごい」
「そうだね」
お客さんと仲良くなるために趣味などから話を広げていた諏訪さんはこの時も趣味からおばちゃんと仲良くなろうとした。
「ほら、テニスが同じ趣味だったんだよ。それで、呼ばれて」
「それからの付き合いなんですね〜」
「うん」
「それが何年くらい前ですか?」
「うーん、20数年くらいかなぁ」
「ちなみになんて呼ばれてますか?おばちゃんのこと」
「うーん、呼んでるっけ。ファミリーさんかな。もともとお客さんだったからね」
「あ、そっか」
少し話を戻して、研究についての疑問を投げかけてみた。
「みんな、おばちゃんに悩みとかを話していくんですけど、なんでなんですかね。諏訪さんも仲良くなってますけど」
「まあ人柄なんじゃない?話やすいキャラクターじゃん」
「はいはい」笑って相槌をつく。
「根本的には人柄だと思うよ。個人商店の強みというかね」
「そうですよね〜」

諏訪さんはファミリーカメラでの記念撮影もおばちゃんの代わりにされている。それについても聞いてみた。
「撮影のお手伝いもされてると思うんですけど、それもテニスを始めてすぐくらいですか?」
「いやいや、もともと撮影は高橋さんっていうカメラマンがいて、その方がなくなってから代わりに手伝うようになったね」
「あ、そうなんですね。それが何年くらいですか?」
「うーん、10年弱くらいかなぁ」悩んで答え、その後思い出したように笑って続けた。「それで商店街の忘年会なんかにも誘われるようになって」
「あ、そうなんですね〜」
「甘味処の人とか不動産の人とか来て、カラオケなんかにも行ってね。いい人しかいないんだ。同じような人が集まるんだろうね」
「あはは、想像がつく」
以来、より深い仲になっていると言う。

あまりお話は聞けなかったが、おばちゃんも来そうだったのでいつもの質問をした。
「諏訪さんにとっておばちゃんはどんな人ですか?」
「うーん、月1回会わないと寂しい存在というか、家族、親戚的な存在かな。表現は難しいけどね」
悩みながら、ぴったりと自分のイメージに近い言葉を選んで答えていた姿が印象的だった。

おばちゃんも落ち合って、三人でお茶をした。
諏訪さんは聞かれたことを確かめるように、出会った時期などをおばちゃんに聞いた。しかしおばちゃんはよく覚えていないらしく、「忘れた、ははは」と言って笑っていた。おばちゃんらしい。

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