OKYのその先へ

Jotaro Sato
ベトナムがくれたもの
2 min readMar 6, 2020

海外駐在している人ならきっと一度は耳にしたことのあるO K Y。

( O )おまえが ( K )きて ( Y )やってみろ の略ですね。

ひとことで言えば愚痴です。
最初はそこまでピンときてなかったんですが、5年が経過して、自分も経験を重ね、周りからも相談を受けるようになって、すんごく理解できるようになりました。

日本で働いていたら見えない景色ばっかりですからね。日本での常識やモノサシでアレコレ言われても、フィットしないことは山ほどある。

友人の会社でも駐在員のメンタルヘルスケアのサービスをしていたりと、駐在員を取り巻く環境は甘くない。

といっても私の場合は日本側での立場もあり、相応の決裁権限をもって経営をしてるので、わたしが感じているのはミジンコほどで、もっと強烈な上下のプレスを受けている人が大勢いると思うし、そんな私の言葉に説得力があるか微妙ではありますが、“割り切るスキル”“他人と比べないスキル” がきっとOKYから解き放ってくれると思ってます。

(駐在に限った話ではないけど)頑張っても理解されなかったり、理不尽に解釈されても、理解してもらうのはまあ無理でしょと、肩のチカラを抜いて割り切りきったほうが絶対いい。自分だって想像力豊かに相手のことをジブンゴト化できないし。

だったら、日本では得られない稀有な経験ができてる。少しばかり弱っちい装備で遠出しちゃって強い敵と戦うことになってるけど経験値溜まってる。

と考える方が同じ空気もおいしく感じるんじゃないかと思うのです。(ハノイの空気めっちゃ汚いけど)

これからの100年人生、大切なのは会社の看板でもなく、誰かさんより働いてるからすごいとか、誰かさんより頑張ってるから偉いとか、人と比べて一喜一憂しながら幸せの価値を測るんじゃなくて、冒険を繰り返して経験値稼いでレベルをあげる。そしてそのレベルを尺度にする。

海外は経験値稼ぎやすいと思うんです。メタルスライムの遭遇確率高いと思うんです。

自分の経験値をモノサシにするだけで救われるものがたくさんあるんじゃないかな。

という長いつぶやき。

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Jotaro Sato
ベトナムがくれたもの

佐藤 譲太郎 / Japanese / living in Hanoi, Vietnam & Tokyo, Japan / Tribal Media House / Tribal Media House Technology Lab(TMH テックラボ) / Product designer / 中小企業診断士