赤エルマーを修理に出した

OKUMURA Takahiro
ワークショップ2B学修記
4 min readNov 18, 2017

赤エルマーの絞りの不調をワークショップ2Bメンバーに相談したところ、修理屋を教えてもらったので修理に出した。約2週間ほど経ち、修理を終えて戻ってきた。費用は16,000円。

ウメハラカメラサービスはクラシックカメラ専門の修理屋で、バルナックライカ、M型ライカ、ローライ、ハッセル等のボディ・レンズの修理を請け負っている。詳しい対象や内容はホームページを参照してほしい。

修理箇所は絞りリング付近で固まっていた汚れ(オイル?)とヘリコイドグリスの清掃。持ち込んだときは分かっていなかったのだけど、どうやらヘリコイドグリスも劣化してたらしく、レンズにも傷や埃が見られたのでオーバーホールで依頼したのだが、レンズを外せなかったらしく、今回の修理範囲に留めたとのこと。年代物なのでガタが来ているのだろう。

見積もり時点では(私が所持している赤エルマーの場合)20,000〜25,000円程度だつったが、オーバーホールでは無くなったため16,000円に収まった。もともとライカIIIfとセットで6万と少しだったので、トータルで10万もかかってない計算になる(フィルム代は除く)が、じわじわと費用が加算できている。

しかし、修理後のレンズは、これが同じ物なのかというくらい動作が滑らかになった。購入時点で絞りリングもヘリコイドも動きが悪かったせいで、それが普通かと思ってたけど、全然そんなことはなかった。

また、ウメハラの方からフードを付けて余計な光を入れないほうがいいと言われたので、今回を機にフードも購入した。(以前、ワークショップ2Bの方のバルナックライカを見せてもらった時に、フード付きレンズがカッコよかったというのもある。)購入したフードは FISON という。

このフードははめ込み式になっていて、ネジを回して固定する。非常にアナログな機構だが、実際取り付けてみるとそれなりに安定している。

エルマーレンズに取り付け可能なフードは他にもあったが、沈胴式のレンズには寸胴なフードが合う気がした。特に VALOO と悩んだけど、最終的には形で選んだ。

フードを付けた様子を上から撮影した。沈胴式レンズの良さは欠けたが、そこまで出っ張るわけでもないので許容範囲か。
FISON を取り付けるとこんな感じ。

ところで、FISON と組み合わせて使う VOOLA というエルマー専用の絞り操作リングもあるらしい。FISON をつけると絞りリングに指が届きにくくなるので、フードの回転でリングを調節できるようにするオプションパーツのようなものだ。

これがまた1〜1.5万円ほどするのだが…うーむ、欲しい…沼…

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