ワークショップ2B 57期 1回目

写真のワークショップでフィルムカメラの基礎から学ぶ

ワークショップ2B (以降、WS2B) は写真家の渡部さとるさんが主宰する写真のワークショップだ。職場の同僚から57期が催されることを教えてもらい参加してきた (なんと職場にはWS2B 卒業生が2人もいる)。

WS2B は週1で開催され、13回 + 特別講座の構成となっている。57期は7月後半から10月半ばまでの約3ヶ月間を予定している。企業に勤めてから、こういったワークショップに参加するのは初めてだ。美術史や歴史における写真の役割や位置づけ、その変遷といったアート方面の講義もあるらしく、これからが楽しみ。


初回のテーマは座学「露出(基礎)について」。絞りとシャッタ速度に関する基礎的な知識や考え方、天候ごとの鉄板パターン等を学んだ。手を使った露出の覚え方を教わったが、頭の中だけで考えるよりも混乱がなく分かりやすい。ワークショップの帰りにカメラを触ってみたが、絞りとシャッタ速度を考えるときの情報量が格段に増えた。帰宅後、『実践の露出』をもう一度読んでみたけど、「ああなるほど、こういうことを言っていたのか」と、以前の自分には分かっていなかった発見があった。


あと、カメラがあれば持ってくるとのことだったので、以前購入した Leica Ⅲf を持っていった。Leica IIIf のシャッタ速度は現代から見ると変わっている。下の図を見てほしいが、(スローは正面についたダイヤルで 1, 2, 4, 10, 15, 20, 30 がある) 40, 60, 100, 200, 500, 1000となっている。

どうもいびつだと感じていた。30, 60, 125, 250, 500, …という倍数の系列を成しているわけでもなく、25, 50, 100, 200, 500, … でも無い。

先生に伺ったところ、昔は100を基点としたシャッタ速度系列があったらしい(のちにググったところ、これを大陸系列や国際系列と呼ぶことを知った)。Leica Ⅲfは国際系列と倍数系列のシャッタ速度が混ざったスピードダイヤルを持っているとのことだった。なるほど、確かにいびつだ。

WikipediaのライカIIIfブラックシンクロの項目を見ると、

564201以降シャッター幕速が向上しシャッター速度がB、1/25、1/50、1/75、1/100、1/200、1/500、1/1000の国際系列に変更された。

とある。私が持っている製造番号は557141。国際系列に変更される前のモデルらしい。ある時代の変わり目を反映しているかのようで、ますます自分のLeica Ⅲfに愛着が湧いたのだった。