【念子のヒモを紡ぐのが、撚糸】

修理固成
大和言葉の世界観
3 min readSep 3, 2018

桑原が「念子」とよく口にするからか、

「傾蓋の友」が「撚糸」という言葉をシェアしてくれた。

そして、全ての過去が今、全ての未来が今という認識のもと
脈々と流れている経糸を撚(よ)っていき
己の道をカタチづくっていく事を示唆するコラムまで。

桑原のこのポストは、
ワールドルーツが放出した念子に触発され、

桑原がさらに恩師の林先生やマギの世界観を
撚糸したアンサーソングとも言えよう。

家族を幸せにしたいとか
国民を幸せにしたいとか
戦争をなくしたいとか

今日より明日
こうしたいって念える
希望の力が「念子」。

明日家族においしいパンを
食べさせる夢を描く人もいれば、

もっと遠くの理想を
見つめられる人もいる。

ひとりひとりに少しずつ
運命が見えている。

誰もが持つ明るい未来を想い描く力が
見えない束となって、世界をつくりあげていく。

人々が一心に祈るとき、願うとき
明確な志を立てたときに放射される
精神エネルギーこそ「念子」

量子のように、
動きとしては「波」なのに、
観測すると「粒子」になる性質があると推測される。

肉体は死んだら土に還るが、
魂(念子)は残り続ける。

強い願いや無念は、念子として残り続けるのだ。

しかし、そのままでは、念子は
空間を漂っているだけの波動状態に過ぎない。

我々がそれを認識(受信)して、物質化し、
現実に事(現象)として熾さねばならない。

生きている間に為すべきことは、
可能な限りたくさんのプラス念子を受け取り、

そして、後世に残すことに尽きる。

タマシイとして、あるいはコトダマ、ミタマとして、

後に続く人たちにとって有益となる念子を
どれだけ放つことができるか。

価値ある念子ほど、本当の遺産だ。

先祖から自分、自分から子孫へ引き継がれていく念子、
先達から後進へと託されていく念子…

その継続性を空間軸・時間軸に乗せてみると、
まるでヒモ(紐)のようなものに見えてくる。

時空を超えて連続していく「念子のヒモ」だ。

従って、我々は、
連綿と撚り紡がれてきた念子のヒモを
共に編んでいく大事な参画者である。

それが見えない束となって

世界を進歩させていくのだ。

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