北地道

Kitaji-michi

北地道

太龍寺には鷲敷の蛭子神社(ひるこじんじゃ)の神が祀られている。本堂に向かって左にある鎮守社がそれだ。その蛭子神社へと続く道となると、鷲敷の北地に降りてくる北地道になるのだろう。そこに向かうには本堂から南の舎心嶽に向かい、前の広場から少し降りる。道は二股に別れ、この分岐点を右に行くと北地、左に行くと中山、阿瀬比に降りてくる。このあたりは杉の植林も少なく、古道の趣がある。

山犬嶽

舎心獄から北地道を下ること約10分、遍路道からはずれ、分かりにくい尾根から山を下る。道はほとんどないが、尾根を印に行ってみる。遍路道の札があるので歩き遍路の方も来たのだろう。最後は岩に出くわす。ここで岩に乗り上げると、山犬の像が五体ある。そう、ここはロープウェイでも案内されている山犬嶽だ。実際、昔からそう呼ばれていたか確認したがどうも違うらしい。まぁいいではないか。いいセンスだと思う。しかし道は分かりにくいし危険だから、万人にはオススメしない。

麓の眺望

さて遍路道に戻ってさらに1時間30分ほど下ってみる。麓が近くなった地点で見晴らしのよいところに行き渡る。道から外れて少しよい撮影ポイントを探してみた。鷲敷の町が見下ろせる。

道標

この道は石が多くて他の道と比べると歩きにくい。まぁ正直なところこれが普通で、他の道は地元の方たちがお遍路さんの為に世話をしているのだ。自分で言っておいてなんだが、余りこういう発言はしてはいけない。石と言えば、やはり石造物が多く楽しませてくれる。麓近くには太龍寺への道を示す浮き彫りで指さしが表現された道標がある。見事な書体で彫り込まれていて見応えがある。しばらく行くと谷を渡ったところで、北地の集落に着く。

観音堂の石仏

いよいよ北地に降りてくるとお堂がある。ちょっといい雰囲気だ。あまり聞いたことはないが阿波秩父観音霊場の十二番だそうだ。そう言えば、氷柱観音(つららかんのん)に行った時、お堂に書かれていたのを思い出した。ちなみに氷柱観音は十三番だ。しかも太龍寺が十番、 補陀羅山(ほだらやま)が十一番だそうで、この辺りに集中している。太龍寺から降りてきたらここで一休みして蛭子神社にお参りするのもいいかと思う。


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