リーダーシップとカウンセリングマインド

教師には大きく分けて4つのタイプがあります。一番のタイプは父性と母性が共存している教師です。

普段は、「このクラスでこんな学級を目指すぞ!」と子供たちを引っ張る。一方で子供たちが悩んだり、ぐずったりしたら、彼らの声に耳を傾ける。リーダーシップとカウンセリングマインドが兼ね備えた教師が担当のクラスは、落ち着きがあって、しかも一人ひとりの子供がいきいきしています。このようなスペシャルな教師は、全体の二割程度しかいません。

今日の話は、子供よりも親が怖い(諸富祥彦)からです。

たとえばリーダーシップはあるがカウンセリングマインドがない。

「何やってるんだお前は!」

と大声で叱責(しっせき)し、クラスの中がシーンとなる。

こういったクラスはその教師がいる間は静かです。けれどもストレスが溜まっているから他の教師の授業で荒れてしまう。あるいは、進級やクラス替えなどでその教師から離れると子供達の一部が急に荒れ始める。ある意味で、他の教師に迷惑をかける「人迷惑な先生」と言えます。

でも、この教師自身は「俺が受け持っていた時は静かだった。あなたの指導方法がおかしいんじゃないか?」と平気で言う。

今度は逆です。

子供に優しく接することができ、遊び心もあるけれども、ビシッとすることができない。若い教師に多くみられるタイプです。

彼らは子供のご機嫌取りに走ってしまう。

ルールをしっかり守らせない。目標を明確にしない。子供の話を熱心に聞くあまり、友達のような教師になってしまう。

このような教室のクラスは、楽しいけれど、まとまりがない。ザワザワといつもうるさい。だから元気で、教師と遊びたい子供はこのタイプの教師が好きですが、真面目で大人しい子供は、こうした教師は嫌いなんです。

最後はリーダーシップもカウンセリングマインドも両方ない教師。子供たちに対してはビシッと接することもできないし、やさしい言葉をかけることもできない。子供たちから端的に嫌われるタイプです。

以前私に相談してきた子供の表現をかりると、

「ナニ?あの先生、もうハズレ。だって私の隣の子なんか変なことを言ったり、物を飛ばしたりしているのに、何も注意しないんですよ。『自分でやれ、自分で』と言ってばっかり。もう嫌になる」

というような教師です。

kanna (u)、。(● )_

ちょっと悪ふざけすると、先生は、「やめなさい!」と注意する。でも悪ふざけはとまらない。これは、悪ふざけをしている子供が、先生にかまってもらっていることがうれしいから、悪ふざけをやめない。すると先生は、また注意する。つまり、注意がご褒美になっている。

ここで、悪ふざけの子供にかまいすぎると、授業が中断し、ほかの子供たちが、騒ぎ出して、学級崩壊につながる。これがアドラー心理学の原則「問題の子供には注目し過ぎるな」である。

ここで、「何やってるんだお前は!」と注意する。先生が尊敬されている場合は、生徒はショボンとして、悪ふざけをやめる。先生が軽視されている場合は、止まらない。止まらないときは、ほかの子供もザワザワしはじめている。

先生の信頼度は、すぐにわかってしまう。

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