クラウドソーシングサイトLancers（ランサーズ）と南砺市が提携し、行っていたさすらいワーク。今回はそこから生まれた、「ソノトチワーク」についてのセミナーが行われました。
ソノトチワークとは？ソノトチワークの利用方法についてなどをまとめる専門家代表取締役松本さんが解説を行いました。
本セミナーは、１０月１６日南砺市起業家支援センターにて開催されました。
講演に先立ち、南砺市役所・市民協働部南砺で暮らしません課 係長の江川さんは、
「経営者が抱えている悩みを、フリーランスの方に依頼し、解消してもらう。その依頼者と専門的ノウハウを所有したフリーランスをマッチングするサイトとして、近年注目を浴びているのがクラウドソーシングです。そのクラウドワークスを利用し、経営者×フリーランスという組み合わせから、より良い会社作り・町作りに活かして言って欲しい」
とあいさつをいただきました。
クラウドソーシングとは…
クラウドソーシングとは、群衆（クラウド）、業務委託（ソーシング）という意味を持っています。
多くの利用者（大勢）が集まる（サイト）で業務委託（ソーシング）をやり取りするという２００５年に考案された新しい仕事形です。
簡単に言えば、「仕事をしたい」という人と、「仕事を依頼したい」という人をマッチングさせるサイトのことを言います。
インターネット上で、マッチングを行い、支払いもインターネット上で行います。身近に専門家がいないよいうなお仕事や、客観的センスを求められるようなクリエイティブなお仕事を容易に依頼することができるのです。
では、Lancers（ランサーズ）とは？？
今回の講習で紹介された、Lancers（ランサーズ）はクラウドソーシングサイトの１つで、約１００万人ものフリーランスが登録を行なっており、依頼数が約２１５万件・依頼総額が２１６６億円（２０１８年１０月現在）と、日本最大級のクラウドソーシングサイトになります。
外注・アルバイト・コンサルタントの使い分け方
自分の抱えている悩みを外注に頼めばいいのか、アルバイトに頼めばいいのか、コンサルタントに依頼した方がいいのか…
この人材の選択は、経営者のみが抱える難しい選択だと思います。
まとめる専門家代表取締役松本さんは、次のような表を使用し、説明を行いました。
「依頼したい内容は、専門性（プロフェッショナル）が必要なのか、労働力を多くかければ対応が可能なのか。
それは、社内で対応できるのか社外でしか対応できないのか。
そのほかにも、納期がどのくらいなのか、アイデアが多く欲しいかなど判断基準のポイントが多くあります。自社の悩みに対して、冷静に分析することが大切です。」
と、お話されました。
解決したい悩みが、フリーランスによって解決されるものであれば、クラウドソーシングを利用し、ソノトチワークを利用してみるのも１つの選択です。
その土地のお仕事「ソノトチワーク」とは？
「地域に行きその土地でしかできない仕事をすることで、さらに深くその地域について知る」を目的に地域のお仕事案件をLancers（ランサーズ）上で依頼し、お仕事をするフリーランスの方が、実際に南砺市に訪れ、打ち合わせ・業務を行う日本初の試みです。
メリットとしては、
・その土地ならではの、味覚・環境を楽しみながら作業をしてもらうことができる
・地元や知り合いに頼みにくい経理などの仕事も代用
・現場で実際に見てもらい、お互い顔を見て仕事をすることができる。
などが挙げられます。
参加者からの疑問
Q１.どんな仕事をクラウドソーシングで依頼できますか？
A：お店の掲示物やメニューの作成、広告チラシの作成、ホームページ作成、記事作成、動画の作成・編集、アプリケーションの作成、文章の翻訳、ロゴデザイン募集、システムの構築…などなど依頼することができます。
自分の求めているもの（クオリティ）・納期・報酬・要望をランサーさんに簡潔に伝えることが大切です。
Q２.報酬はお金以外のものでもいいですか？
A：クラウドソーシング上では基本お金を報酬として払うことが原則となっています。しかし、お金＋αの付加価値をランサーさんに伝えることで、安いお金で依頼することができる可能性があります。例えば、「専門家の方と一緒に仕事をすることができます。」「ジビエを実際に体験してもらうことも可能です。」のように、ランサーさんが「報酬が安くても経験したい！行きたい！自分の成長につなげることができる！」と思うような、付加価値が重要です。
Q３.依頼内容のイメージがわかない…交通費はどうしよう…
A：最初の依頼は、どうしても不安になると思います。まとめる専門家に相談して頂ければ、一緒に考えるお手伝いをします。
最後に…
今回のように、経営者の悩みを代用してくれるサービスは多くあります。
しかし、実際にやってみないとわからない事もあると思いますので、一度ソノトチワークを利用してみるのもいいと思います。
今回のセミナーではまとめる専門家の谷内さんがグラフィックレコーディングにより講義の内容を可視化していきました。一眼見るだけで、今回の内容を振り返ることができる。それをリアルタイムで文字・図にするのはすごい技術ですね。
