名刺を渡す瞬間に仕事を受注する方法

実際の名刺はこんな感じ。

最近立て続けに、名刺交換とその後の会話だけで仕事を受注することがありました。これは私の営業トークが優れているわけではなく、使っている名刺のおかげです。私のように営業をしたくないフリーランスには、ちょっとした名刺交換も重要な機会の1つなわけです。

では、どんな名刺にすべきなのか。それをご説明します。フリーランスの方は参考にしていただければ嬉しいです。

あなたの名刺に表現すること

名前は名刺だから当たり前として、以下の観点で内容を検討してみてください。

1.希少性のある肩書

あなたの名刺に書かれた肩書はどんなものでしょうか。例えばフリーランスのフォトグラファーの名刺には、そのまま「フォトグラファー」と書かれていることがあります。しかし、フォトグラファーはたくさんいますし、これだけでは相手の興味を惹くことはできません。

でも、もしそのフォトグラファーがバンドライブの撮影を得意としていたらどうでしょうか?その場合は肩書を「ライブフォトグラファー」などとすべきでしょう。

これでぐっと希少性が高まり、かつ「ライブの写真撮影なら任せられる」という価値を伝えることができます。

私の場合は「人間中心ビジネスデザイナー(HCBD)」という造語の肩書にして希少性を高めています。その分わかりにくくなっていますが、それはそれでOKです。分かりにくいが故に、名刺を渡すと

この肩書めずらしいですね。具体的にはどんな仕事しているんですか?

という質問をもらいます。そうすればしめたもので、私は裏面を見せつつどんな事業を行っているのか自然に説明することができます。

質問されたことに答えているだけなので、相手も売り込みには感じませんし、私も気が楽です(笑)このやり取りで受注が決まることがあるので、名刺をバカにはできません。

2.URL

名刺だけでは表現できないあなたの情報に、ブログやFacebookのURLからアクセスできるようにしておきましょう。アフィリエイト目的じゃなくても、ブランディングのためにブログはやったほうがいいです。

3.事業内容

あなたができることを書きましょう。得意分野の一連の流れを分解して記載しておくと、その一部だけでもまずは受注できることがあります。その後のアップセルが狙えるので、小さな案件でもまずは受けてみてもいいでしょう。

4.ひとこと

あなたのことをひとことで表現することで「〇〇といえばあの人」という記憶を促します。その場では案件につながらなくても、後々思い出してもらえる可能性があります。

5.実現したいこと

フリーランスにだって課題意識や目指している世界観があります。ない人もいるけど。もし実現したいことがあるなら表現しておくべきですね。それが案件になるかは別として、関連する人を紹介してもらえたり、イベントへの登壇依頼が来ることもあります。

名刺の工夫次第で、その後の案件獲得の可能性は変わってきます。是非次に名刺を作るときには自分の名刺を見直してみてください。

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Yusuke Kuroda(黒田 悠介)
文系フリーランスって 食べていけるの?

「フリーランスを実験し、世に活かす」という活動ビジョンのもと自分自身を実験台にしているフリーランス研究家。東京大学→ベンチャー社員×2→起業→キャリアカウンセラー→フリーランスというキャリア。ディスカッションパートナーを生業とし、新規事業の立ち上げを支援。その他、議論メシ代表。FreelanceNow発起人。