言葉にすると失われるものがある。言語隠蔽効果を避けるには?

人間の顔を記憶するある実験において、特徴を言葉にして記憶をすると、記憶の成績が下がってしまうという事例がありました。言葉を使わずにぼんやりとそのまま記憶した方が、人の顔をよく覚えているのです。同様の現象は他の実験でも認められ、それらは下記のような言葉で表せる「言語隠蔽効果」として知られています。

課題に対して言葉を用いると妨害的影響が生じる

言葉にするとき捨てている

言葉の豊かさ、という言葉を使うとき、言葉そのものの豊かさよりも、言葉に対して人間が働かせる想像力の豊かさを指している場合が多いと思います。言葉には、それだけ想像の余地があります。

しかし、それは一方で、アイデアやぼんやりした概念を言葉に落としこむ時に多くのものを捨て去っていることを意味しています。捨てた部分を人間の想像力で補っています。しかしそれは元のアイデアとは残念ながら別のものかもしれません。

捨てずに表現するにはポンチ絵を使う

言葉にするときに捨て去る部分に、実は人間の顔の認識に必要な部分があるのかもしれません。同じように、アイデアを発想するときに、すべてを言葉にしようとすると、やはり失うものが多いように思うのです。

だから、言葉に頼らずに発想したいのです。例えばブレインストーミングなどでアイデアを検討するとき、言葉ではなくポンチ絵を書いて共有するほうが面白い企画ができあがることがあります。実際にやってみるとわかりますが、誰かの絵に刺激されて新たな発想が湧いてきます。そういった感化の度合いも言語よりもビジュアルのほうが優れているように感じています。

言語化をしすぎずに、ビジュアルでアイデアを残したり伝えたりすることに慣れておくと、より面白い発想が浮かびやすくなると思いますよ。


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