Be the first penguin 「パターン」を発見し10年後を読む、大局的思考法とは(前編)
新規事業を構想するときの大きな分岐点。それは新たな市場を開拓するファーストペンギンになるか、後発でも素晴らしいサービスを投入してシェアを奪うか。今回は前者について考えてみたいと思います。
誰もやっていない新しいことをしようとすると、当然ですが、その事業が本当に世の中に受け入れられるのか、という心配がつきまといます。さらに、まだ誰もやっていないということは「やってもお金にならない」とか「極度に難易度が高い」という可能性すらあります。
そこで重要になるのが、未来を予測する大局的な思考です。ここでは「大局思考」と呼びましょう。実社会という複雑系では、確実に未来を予測する方法はありません。しかし、確からしい予測を立てて動き出すことはできます。未来を予測することで、誰もやったことがない事業でも成功する可能性が高まります。
中国で破竹の勢いで成長しているあのシャオミの創業者である雷軍氏もこう言いました。
風の吹くところに立てば、豚だって空を飛べる
変化を先読みして、まだ誰も見つけていない風の要所を見つけましょう。そうすればあなたの新規事業が驚くべき成長を遂げる可能性は格段に高くなります。
変化の「3つのパターン」の見極めが重要
変化が起き始めた時点では、それをチャンスだと認識できている人は多くありません。ライト兄弟が飛行実験を成功させたときに、その技術を仮に耳にしたとしても、秘められた大きな可能性に気がつくことは難しかったでしょう。
ですが、もし仮に変化の発端を知ったときに未来を予測できれば、誰も気がついていないその大きなチャンスをものにできます。あるいは、破壊的な危機を回避することもできるはずです。
変化には3つのパターンがあります。自分たちが事業を行おうとしている領域に影響する変化を正しく認識するためにも、その変化がどのパターンに当てはまるのかを見極める必要があります。
- 一方通行
- 回帰
- 振動
変化のパターンはこれら3つに分類できます。それぞれの変化パターンについて、代表例を挙げて説明します。
(続きはこちら)
facebookページ / Twitter でのフォローをお願いします。
↓お気に入り・シェアしていただけると嬉しいです