私の好きな石井隆監督

石井隆監督作品で私が初めて鑑賞したのは「GONIN」でした。今作品を20年前に初めて鑑賞した時の衝撃は忘れられません。

20年前の私はバイオレンス映画をあまり観たことがなく、石井隆監督のノンストップなストーリー展開に驚き、残酷な表現描写に何度も息をのんだことを覚えている。

暴力団の金庫から現金強奪し、組織から追われる5人の男たち。ひとり、ひとりと暴力団に雇われたヒットマン二人に消されるわけだけど、今まで観たことがない容赦のないバイオレンス描写に心が凍る。作品の中でいくつも印象的なシーンはあるけれど、一番心に残る残酷なシーンは、椎名桔平氏演じる元ボクサー・ジミーの最期である。

ジミーは現金強奪計画に協力し、分け前をもらったことで組織に追われる。組織にそのことがバレてしまい、殴られながら愛する女性ナミィを目の前で輪姦され、殺されてしまう。そのあとのジミーの組織に復讐する演出が凄まじい。ナミィの剥いだ頭皮を被り、ナミィの血の付いた服を着て殴り込みに行くのだ。もう狂気の沙汰としか思えない石井隆監督の演出に凄さを感じた。20年経った今でもこのシーンは脳裏から離れない。

そして、終盤の組織に殴り込みにいく銃撃シーンも後世に残る名シーンだ。

根津甚八氏演じる氷頭の最期が本当に素晴らしい。そして、ビートたけし氏演じるヒットマンが怖い💦この銃撃シーンも忘れられません。

「GONIN」が公開されたのは1995年、その翌年に「GONIN2」が公開されます。

--

--

Miyabi's Movie Diary
⭐Miyabi’s Movie Mania⭐

I am a movie, drama and game geek. I create cinematic stories. Thank you for reading.