ぎっくり腰闘病記(1)
一日寝ていることしかできない
朝である。冬場はただでさえ寝起きが悪い。未だ日も昇らない時間に目覚めるというのは人間の本性として間違ってないかと毎朝考える。早起きは猫だけで良いのだ。
ごはん食べた、トイレも済ませた、鍵も持った、帰ったら洗濯物を干せるように洗濯機のタイマーをセットしようとして腰をかがめたら…
ごきっ
悲劇は突如やって来る。
やってしまった、ぎっくり腰。
いつもとは違う痛み、今回も何とかなりそうだ。仕事に行かねば、と気持ちは進むんだけど、どんどん腰が痛くなってくるので足が進まない。伝い歩きを始めた赤ちゃんのように、壁に体重を預け、そのまま4本足になるも、さらに腰は痛くなるばかり。この時点で仕事へ行くのは諦めた。
トイレ行こうとしても、立てないことにはトイレ行くことができない。痛みをこらえ立ち上がる。古い家なので、汲み取りの和式便所に洋式便所にするカバーをかけている。このカバーを取らないことには、用を足せないのだ。このカバーを取るにも激痛が走る。ここまで痛いのは、大昔に椎間板ヘルニアをやった時以来のこと(しかも椎間板ヘルニアと分かったのが数年後!)。
今日は1日横になっているだけだろう。じゃぁタブレットで本を読みまくろう。と考えたら睡魔が襲ってきて午前中だけど本日1回目の昼寝。起きたら脂汗たらたら。集中力が続かないので、お固堅めの本とそうでない本を交互に読む。さあここで困った。ギャグマンガが読めないのである。笑うと腰に激痛が走るから笑えないのだ。まんがタイムきららが読めないのだ。そんなこんなで、本日2回目の昼寝。まだお昼にはなってない。
ここで奇跡が1回起きる。少しお腹が空いてきた。そして薬は飲まねばならぬ。非常食のカップめんを出してきてお湯を沸かす。なぜかこの時は腰が痛くない。食欲は腰痛に勝つのか?麺を啜ろうにも正座しかできないし、前かがみにもなれないから結構苦しい体勢で食べるしかない。下を向けないって、本当に辛い。
冷蔵庫のおでんが痛んでいる。痛んだ食品は捨てればいいけど、痛い腰を捨てるわけにはいかない。
痛んだものを生ごみにする。また横になる。そして、3度目の昼寝。そして午前中と同じようにKindle本を読む。時間術大全全網羅を読みながら、スマホとタブレットのアプリをポチポチ削除する。
現金目当てに購読したメルマガも登録解除して、また昼寝。都合4回目。インフルエンザの時もこれだけ寝たことはないのに、何故こんなに寝るのだろう。これまでの疲れが相当溜まっていたのかも。
今日読破した本
- 週刊漫画Times
- 時間術大全全然網羅(唯一の本)
- 国鉄時代vol.68(写真集に近いです)
- 二度と散らからない部屋になりました。
- ひだまりスケッチ(3)
- さえないフリーターがつぶやきSNSで4コマ作家になる話
ほとんど漫画ですね。漫画じゃないのは二冊だけ(笑)
夜ご飯は冷蔵庫にあるモノで簡単に。正月のお餅が残っていてラッキー。
これだけ寝れば夜寝られないのは確実なので、睡眠導入剤をキメて寝る。
つづく