「勿体無い」という気持ち

Soggy
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Sep 13 · 3 min read

「食之無味,棄之可惜」という中国語のことわざがあります。それは、「味は無くて美味しくないけれど、捨てるのも勿体無い」ことを意味します。勿論、「食べる」ことだけに限った諺ではなく、人生ありとあらゆるものに当てはめられます。

30近くになると、買うもの、毎日使用するもの、仕事、友人、付き合いなど全てにおいて、どんどん「捨てる」回数が増えてきました。どういう事かというと、20代の頃と違って、我慢したくない気持ちがより強くなっていき、更には我慢する時間も無いことを知っているからです。痛いほど、時間はお金でもあると、30歳になると分かっているからです。

20代であれば、美味しくないところであっても、「安さ」や「近さ」で妥協していました。しかし、今は少し足を延ばしてでも美味しい・満足にいく所を選びたがります。それは例えどうでも良い平日の1人の食事でもそうです。

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Photo by Christin Hume on Unsplash

友人だってそうです。今までなんとなく付き合っていた友達にも、お互い良き交流ができない場合は少しずつ距離を置き始めています。”You are the average of the 5 people you spend the most time with”て言葉もありますね。(訳: あなたが最も長く時を共にする5人の人間の平均が、”あなた” という存在だ。) この言葉は真実を照らしてくれていると思います。ネガティブな友人が周りにいても、決して「ネガティブな友人ばかりを持っている」ことではなく、「自分自身がネガティブ」なんじゃないかと考えなければなりません。

味が無ければ、味があるところに移ればいい。そう単純に考えればいいと思います。

10年友情が続いたからだとか、これは昔の誰かから貰ったものだからとか気にしなくていい。ただ、今この瞬間どう思っているのか、それだけを考えればいい。勿論、結婚など、リーガル・メンタルオブリゲーションを持つものは、安易に捨てるのは良くないと思いますが、やはり最後は気持ちなのです。

気持ちひとつで我々はこの世界に存在し、最後に死ぬ時も、結局この「心」だけを持っていけないのです。身体もオリンピック選手の様に鍛えても数十年でも経てば、錆が付いてきます。

「勿体無い」という気持ちは、要するに貪欲な気持ちの表れで、ゆくゆくは自分自身もそれに蝕まれます。だから、改めて考えなければいけません。「勿体無い」という名目の元時間の代償を払うのか、はたまた、今から切り捨てていくのか。どんな場合においても、私は後者を選びます。

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