近所でプチトリップ

桂子 Keiko
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3 min readMay 9, 2020

スイスでは5人以下であれば特に外出に制限はないので、先日は夕方に買い出しがてら少し遠回りして池の周りをお散歩。

まだ菖は咲いていなかったですが、小川の辺りにはここスイスでは珍しいミズザゼンとも言われるヒメカイウの若葉を見つけたり、クレソンに近いカルダミンももう小さな白い花が。ヒメカイウは北欧では多いようですが、スイスやフランスでは本当に限られた場所にしか自生しないようで、こんな近所で見られたのに心躍ります。

池の周りには野生のブルーベリーが沢山小さな花をつけていたりして、夏になったら沢山の実をつけているだろうと想像してこれもわくわく。
でも基本的に夏はあちこち仕事で移動しているので、夏にこの地にいたことがなくて、残念ながら摘んだことはなく。
今年はどうなるでしょうか。

義理の娘がいるノルウェーでは9月頃でも実がなっているので、散歩しながら見かけるとつまみ食いが止まらず前に進めなかったことを思い出します。

オウシュウトウヒも小さな若芽が顔を出していて。

これもさわやかで美味しいので少しだけいただいて、早速野菜のソースにしていただきました。

近所でしたが、ここはノルウェーで出会った北欧を思わせる植生が広がっていで、プチ旅気分を味わいました。

美しい自然にも感謝。

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桂子 Keiko
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自然、植物、日本文化を通して見えてくる世界を共有したい。Chef of traditional japanese cooking, master of tea ceremony, edible wild plants with François Couplan, Switzerland, France & Japan