30代独身女性が余っている?パラダイス日本
フランス人の歳の差恋愛
日本では「歳の差カップル=男性が年上」というイメージだと思いますが、ここフランスでも同じです。しかし、近年そのイメージが変わりつつあります。
フランス国立統計経済研究所、通称インセ(INSEE)で、結婚の年齢差について以下のような統計が出ました。2017年、男性が一歳以上年上の結婚は65%、同い年は12%、そして女性が一歳以上年上の場合は23%でした。2000年の調査結果では、女性が年上のケースは全体の16%だったので、年々確実に「逆歳の差カップル」率が上がっているのは間違いありません。
フランスの男性も基本的に若い女性が好き
「フランス人男性はおばさんが好きなのか?」と思われるかもしれませんが、基本的には「若い女性」が好きです。しかしこの「若い」という解釈が日本人とは少し異なります。
フランスでは、基本的に40歳の女性は「若い」に入ります。例えば30代の男性であれば、プラマイ10歳の差、つまり20代から40代は女性が恋愛対象になると考えているのが一般的です。また、美人であれば50代でも付き合いたい、と考える30代の男性はとても多いです。
「日本では、女性が30代に入ると婚活が難しくなる」
とフランス人男性に話すと
「え、30代女性が余っているっていうこと? 俺行きたい、そんなパラダイスな国、日本!」
と口を揃えていわれます。
年上の女性を好む理由
フランス最大手のマッチングアプリ会社「ミーティック(meetic)」で、年上の女性を好む男性を対象にアンケートが行われ、以下のような結果が出ました。
第5位 理解力
理由としては「男性経験が豊富な年上の女性は、男性の行動に理解力があるので一緒にいてストレスを感じない」とのことです。
第4位 経験からのアドバイス
「仕事や人生の先輩である年上の彼女から、的確で親身なアドバイスが欲しい」という意見がたくさんありました。
第3位 精神的に安定していて嫉妬深くない
「若い子は根拠のないことで嫉妬するから本当に疲れる!」「いつも愛してる証明をして!といわれるのが面倒」という男性は、年上の女性に対して「安定した精神」や「自分を信頼してくれる」というイメージがあるそうです。
第2位 性的においても経験が豊富
セックス好きのフランス人。「処女」よりも「経験豊富な女性」が好きなフランス人男性は多いです。年上の女性はまさに、セックスを思いっきり楽しめるパートナーとして最適な存在であると考えているようです。
第1位 男性をお金で判断せずに中身で判断する
相対的に給料があまり高くないフランスでは、男性一人が家族を養うということが難しいのが現状です。
10代や20代の女性は男性の「お財布」に頼る傾向があります。それとは異なり、30代以上の女性になると経済的に自立している人も多く、男性に対して財力を求めない傾向にあります。
また、お金持ちの男性からは「僕のお金じゃなく、中身を見て欲しい」という意見があり、結果、年上の女性は、男性をお金で判断せずに中身で判断するからよい、という意見が第一位になりました。
多くのフランス人男性は、知的で自立した女性を好みます。
特に20代から40代までの男性であれば、好きになった女性がたまたま10歳年上であっても20歳年上であっても構わないと考える人が多くいます。
日本では、婚活の限界年齢が35歳といわれるようですが、フランスではまだまだ若い年齢です。30代以上の独身の皆様、チャンスはもしかしたらフランスにあるかもしれません。