Clubhouseのキンドル本を出したらアマゾンの出版許可がむちゃ速かった件

電子書籍出版(KDP出版)のウラ話

Publisher TY
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Feb 13, 2021

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Photo by Sharon McCutcheon on Unsplash

電子書籍でClubhouseに関するキンドル本を出しました。

クラブハウスのことは、少し前から小耳にはさんでいたんですが、正直あまり興味がなくて、本を書くつもりもなかったのです。

いちおう、気になるのでAmazon Unlimitedで検索したら、Clubhouse関係の本がたくさん出てくるではないですか。もうすでにこんなに多くの人が書いてるなら、私の出る幕はないかなぁ…なんて思っていたんですけどね。

昨日は朝3時に目が覚めて(多分、前夜に飲んだ米国産の日本酒のせい)、眠れそうもないのでUnlimited でちょっと読んでみたんです。Clubhouseの本を5冊ほど。

そうしたら、

―――これはひどい、苦笑。

5冊読んだうちの3冊はゴミ。本当にひどい、お金を出しては絶対に買いたくない本です。数百円だけど、私がもしお金を払ってこんな本を読まされたら、最悪のレビューを書いていたと思う。

マシだった2冊のうちの一つはイケダハヤト氏が書いたもので、内容は悪くないけど、インフルエンサー視点に傾き過ぎかなというきらいがあります。彼は、YouTubeとかでしゃべっている方がいいですね(声がいい)。私は彼の文章はあまり好きではない(トップブロガーだけど)。

おかげで目がバッチリ覚めてしまい、4時に起床してそこから一気に本を書き上げました。リサーチして、文章を書いて、表紙を作って、キンドルで出版手続きを終えたのが朝9時半ごろ。

キンドル本はだれでも無料で出版できますが(KDP出版といいます)、原稿と表紙をキンドルに提出した後、アマゾンキンドルの審査が入ります。公式サイトでは、審査にかかる時間は72時間以内と書かれていますが、自裁にはもう少し早く審査が下りることが多く、(問題がなければ)だいたい12~48時間以内に出版されます。

でも、今回のClubhouseに関する本は、審査がむちゃ速かった! なぜ?

やっぱり、それだけ需要があるからということなのでしょうか。アマゾン側でそういうバイアスがかかっているとは思ってもみませんでした。

キンドル本出版管理画面では、出版申請するとその書籍が「レビュー中」というステータスになります。キンドル運営側でレビューして問題がなければ、これが「出版準備中」に変わり、正式に出版されると「販売中」という文字に変わります。

午前9時半に出版申請して「レビュー中」となったステータスが、正午ごろに確認するとすでに「出版準備中」となっていたんですね。あれ、早くない?

実はこのとき、同時にもう一冊出版申請をしていて、そっちは以前「レビュー中」のまま。これはどう考えてもアマゾンが選んで審査をしているとしか思えません。

そして、午後3時にはすでに「販売中」となりました。正式出版まで申請から6時間弱。これまでキンドルで出した本の中でも最速ぐらいだと思います。ちなみに、同時に出版申請したもう一冊の本は、今これを書いている時点で未だに「レビュー中」。なんでしょう、何か問題があるのかしら…?(さすがにちょっと不安)

キンドルさんも忙しいでしょうから、優先順位をつけて仕事するのは当然だと思います。でも、逆にあまり遅いと今度は「こういう本はあまり売れないんだよね~」なんて言われているようで、どきどきしますね。

(いい忘れていましたが、文中の時刻はこっちの時間です。つまり日本は真夜中のはず。キンドルは24時間稼働してるのか…?)

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