プロダクト(UIUX)デザインとはなにか？

この記事はThe Guide To DesignのWhat is Designより要約した記事です。
原作：Koos Looijesteijn 著者：Haruka.M 監修：QMO LEE

アートではない

アーティストが最終的に作品を作る前にスケッチや仕様書を作る場合は、それもまた”デザイン”として考えられます。作品のための”デザイン”として。でも、それだけでは美術制作のすべてがデザインにはならないし、また逆にデザインがアートを作るわけでもありませんよね。

エンジニアリングではない

エンジニアリングとは、技術的に機械やシステムに目的を持って何かをさせることです。プロダクト開発においてエンジニアリングの目的とは、仕様に沿ったプロダクトを作ることです。
例えばですが、オリジナルのデザインを持っていない企業がプロダクトをコピーすることもありますよね。コピーを作るために計画を作るという行為は、設計ではなくエンジニアリングの一形態だと私は主張します。そのような作業を担当している人たちは、問題に対して新しい解決策を生み出す方法を探しているわけではありません。彼らはプロダクトを改善することも、未解決のユーザー問題を解決することも目的としていません。（おそらくそれのコストを安くすることを除いて）

プロダクトマネジメントじゃない

プロダクトマネジメントとデザインの境界線は時に曖昧になることがあります。とはいえ、プロダクトマネジメントの一つの目的は、チームを効率化して開発コストを下げること、つまりビジネス機能です。プロダクトマネージャーは一時的な計画とプロセスを作ります。また、プロダクトマネジメントは組織的なものであります。
これならビジネス職の役割とデザイナー職の役割を混同することはありませんよね？

じゃあ、結局デザインって何？

デザインとは人々のためにデザインするということです。デザイナーは、新しいサービスがそのデザインの対象の人々にとって意味のあるものであることを確認します。プロダクトには便利な機能があったり、使い心地が良いこと、彼らに望まれていること、などです。
デザインは、ユーザーセントリックデザインとユーザーセンタード・デザインの省略形です。完結に一言で言うと、『人々にとって有益であると感じる何か新しいものを作るための計画です。』

え、ちょっと待って、なんで「デザインとは人にとって新しい役に立つものを作るための計画である」って言わなかったんだろう？
あと、「ユーザーセントリック・デザインとユーザーセンタード・デザイン の違いって何？」「デザイナーはコードを書くべきか？」とか、「スキュモフィズム対フラットデザイン？！」とか…そんなことは忘れてください！

ユーザーのためにデザインすることと、ビジネスのためにデザインすること、これらの違いは、これまでのデザインの議論の中で最も重要な問題かもしれません。
しかし、それについては、この作者の投稿「ユーザーセントリックデザインとユーザーセンタード・デザイン の違いって何？ 」で詳しく説明しています。

その他参考の本：ユーザーセントリックデザインとユーザーセンタード・デザイン の違い（英語）

この記事はThe Guide To DesignのWhat is Designより要約した記事です。
原作：Koos Looijesteijn 著者：Haruka.M 監修：QMO LEE