Surface Go と Surface 3 を比べてみる

Surface Go が発表されました。

Surface 3 を愛用している身からすると「Surface 3 の後継機が出た!」という風にとらえたのですけど、Surface の新シリーズ・新ラインアップというような発表&報道のされ方をしていて、ほとんど Surface 3 の後継機という言い方は見当たりません。Engadget 日本版で

Surfaceシリーズの中で「約10インチの画面サイズで軽量、iPad対抗」という、Surface 3の担当枠が3年ぶりに更新されました。

という表現を見た程度。

Surface 3 はなかったことになっているかのよう。とはいえ3年もたっていますから、たしかに後継機というよりかは、いったんやめて、改めて始めましたという感じなのは仕方ありませんね。

そんな状況なので、”前世代機” Surface 3 との比較記事などは見かけないので、LTEなし・WiFiモデルを自分で調べて比較してみました。

LTEなし・WiFiモデル比較表(特記事項は下記参照)

サイズ・重量

  • Surface 3 …. 267 mm x 187 mm x 8.7 mm 641g
  • Surface Go…245 mm x 175 mm x 8.3 mm 522g

Surface Go のほうが横2センチ、縦1センチほど小さく、100グラムほど軽くなっている。たぶんディスプレイが 10.8 インチから 10 インチへ小さくなったのがそのまま反映していると思われる。
ヨドバシAkibaに段ボールとボール紙で作ったと思われる Surface Go 実物大型紙がおいてあったのをみたけれども、横2センチ小さくなったのは影響は大きいようで、かなりコンパクトに見える。これは良さそう。

キックスタンド

Surface 3 の3段階から Surface Go は165度まだ開くようになったのは絶対にいい。
ペンで書きこもうとしたときにかなり寝かせられたほうがペンを使いやすい。スタンドしまって机に置けばいいのかというと多少角度がついたいい。Surface 3 ではキックスタンドを一番開く角度にしてもペンで書きこむには角度が付きすぎていたので、これは絶対にいいと思う。無段階である必要性はそんなに感じないけれども。

ディスプレイ

  • Surface 3 …. 10.8 インチ 1920 x 1280 (3:2)
  • Surface Go… 10 インチ 1800 x 1200 (3:2) Gorilla Glass 3

なにげに Surface Go は Gorilla Glass 3 になってます。まあ Gorilla Glass だとどんだけ頑丈になるのか正直わからないですが…。
解像度が落ちているものの、ディスプレイサイズが小さくなっているので ppi は Surface Go のほうが高くなっている。まあほとんど変わらないと言えるでしょう。

タッチ・ペンサポート

  • Surface 3 …. 10 点マルチタッチ ペン256段階筆圧対応
  • Surface Go… 10 点マルチタッチ ペン4096段階筆圧・傾き検知対応

Surface なのでもちろんタッチ対応。Surface Goは筆圧レベルが4096段階に向上し、傾き検知も対応。自分的にはペンは必須だけれども絵を描かない(描けない)ので、ある程度筆圧対応されていれば筆圧レベル・傾き検知はそんなにこだわらないけれども、向上しているに越したことはない。

プロセッサー

  • Surface 3 …. Intel Atom x7-Z8700 4コア4スレッド 1.6GHz
  • Surface Go… Intel Pentium Gold 4415Y 2コア4スレッド 1.6GHz

Atom が終了のお知らせがあったので、もちろん Atom ではないのは当然のこと。が、10インチで出るなら SnapDragon なのかなあ、もし x86 なのだとしたら Core m3 なんだろうなと思っていたら、なんと Pentium Golod という聞いたことなかったプロセッサー。

しらべてみるともちろん Core アーキテクチャで、ターボブーストがない一番下の Core m3、といった趣のプロセッサーのようです。
Integrate GPU は Core m3 と同じような感じですし、ファンレスでターボブーストあってもあんまりメリットないのかなとも言えるので、バランスがとれた選択なのかもしれないですね。

SnapDragon 採用でロングライフバッテリーというのも魅力的ですけど、自分としては x64 アプリケーションを使いたいので、x64 アプリケーションが動かせない SnapDragon だと躊躇するところ。x86 なら購入意欲が湧きます。今の時点では x86 系CPUのほうが実用的だという判断があったかもしれませんね。

RAM

RAMは Surface 3 で 2GB/4GB だったところ、Surface Go では 4GB/8GB になり、メモリ倍増。8GB なら Surface Go を使って行う作業ということなら安心でしょう。

ポート

USB-C がついたのはいいんですけど、USB A コネクタがなくなってしまっています。mini DisplayPort もなくなってしまいました。Surface 3 だと、

  1. 充電用microUSB で充電しながら
  2. Mini DisplayPortで外部ディスプレイに繋げつつ
  3. USB A を使う(USBメモリを刺すとか、外部Webカメラ接続するとか)

という3つを同時に使うことができたところ、3つ同時どころか2つ同時もできなくなってしまいました。

充電はACアダプター使う、USBにはハブを使うなどすればできるのかもですが(でもたぶんハブ経由で外部ディスプレイつなげられないですよね…)、小物が増えると持ち歩くとき忘れてしまう…。うーん。

USB-C 採用自体はいいと思いますが、全体としてこれはよくない。

価格

仕様を見ていくと、Surface 3 から新たな要素が加えられることも引かれることもなく、「Surface 3 のコンセプトのまま、今作ってみました」という感じなことが分かります。そのような仕様で米国価格が Surface 3 の 499 ドル~だったところ、Surface Go はRAM倍増で 399 ドル~となりましたから、お安くなってこれは喜ばしい限りです。

で、Surface Go の日本での価格は?というところですが、個人向けでは Office つきモデルしかなく米国モデルに比べ「高い」というもっぱらの巷の評判。米国価格が発表されて盛り上がり、日本価格が発表になってブーイングという反応も Surface 3 のときと同じですね。
ただ、Surface 3 との比較でいうと、法人向けモデル(LTEなし/RAM 4GB/ストレージ 64GB/Office なし/税別)で比較すると

  • Surface 3….68,800円
  • Surface Go..52,800円

と▲16,000円。米国価格と同様に順当に価格が下がっていますし、中々お安そうなお値段に見えます。米国に比べて不当に高いというよりかは、やはり Office 付きであるがゆえに高く見えるというところですね。

まあ仕方ないのかな、とも思いますし、Office 付きならお買い得とも言えるという言い方もできます。ほんとは Office なくていいんだけど、Office 付きで12,000円高いだけなら、それならそれでもいいじゃないか、とも言えるかもしれません。

といいつつ、自分も Office 365 契約しているんで、法人向けのコンフィグレーション(Windows 10 Pro + Office なし)を個人で買えるようにしてほしいです…。


で、どうするの?

なかったことにされている? Surface 3

Surface 3 から Surface Go にリプレースするのか?という点ですが

魅力的な点

  • メモリが増えるのはいい。買うなら 8GBモデル。
  • Windows Hello 顔認証カメラは絶対便利だよね。
  • タイプカバーが Surface Pro 4 に準じたものになるならいい。(親指シフターかつorzレイアウトを使っていないこともあり、「無変換」キーが「C」キーの下あたりにあってほしいんです… Surface 3 のタイプカバーはスペースキーが広くとられててこれに合致しない…)

残念な点

  • USBが充電・外部ディスプレイ兼用でひとつになってしまった。結構でかい要素。
  • Windows 10 Pro + Office なし 買えないのがなあ…。

まだわからないところ

  • LTEモデルのほうがいいかなあ。でもまだLTEモデルの仕様や価格、販売方法が分からないなあ。(とはいえ今使っている Surface 3 もLTEモデルでありながら、SIM を刺していない…)
  • タイプカバーの日本語版がどういうレイアウトになるのかまだ不明。

実は Surface 3 を使って行っている作業は、自分がもっさり耐性が強いのかもしれないですが、Atom だと耐えられない、ということもないんですよね。ということでしばらく様子見する、という無難な結果になりそうです。