女僕喫茶に行こう!

遠藤諭
東京カレー日記ふたたび
4 min readMay 5, 2018
※台北のコンテンツシティといえば西門町。写真の「KT動漫精品」はマンガ・アニメ専門店(萬華區武昌街2段50巷10號2樓)。

いまや世界的に広がる日本のコンテンツ文化ですが、台湾は、それをいちばん受け入れている国のひとつ。しかも、「ドラゴンボール」や「NARUTO」などのボーイズアクションが中心といった国が多い中で、台北は地下で秋葉原に繋がっているのではないかと思ってしまいそうになる。

音羽・一ツ橋(赤胴鈴之助・オバQ的由緒正しきマンガ文化)だけでなく、角川グループ(ゼロ年代的ケロロ軍曹・ハルヒ文化)の傾向が強い。

ということで、「女僕喫茶に行こう!」ということになった。

女僕というのは、中国語で「メイド」のことらしい。グーグルマップで「女僕」で検索すると、「MoePoint萌點女僕咖啡廳」と「台北女僕喫茶fatimaid」の2つが出てきた。ボクらは、台北地下街のほうにある「Fatimaid」というお店に行くことに(鄭州路21巷4號2樓)。西門町からほど近いと知って同行者3人とタクシーで行くことになったが、運転手さんが迷ってかなり遠回りをして、秋葉原に到着(笑)。

階段を上がってドアを開けるとメイドさんがやってきて、

「おかえりなさいませ、ご主人さまっ」

という例の挨拶をしてくれました。写真撮影・ウェブ掲載の許可が大変そうなので、こんな遠方コッソリ写真になってしまいました(店内風景撮影は自由とのことなので……)。

ところで、お店にあった『台湾観光月刊』(2010年7月号)という雑誌に、このメイドカフェの取材記事が掲載されていて、そのグレードを物語ることが書かれています。それによると、台北に4軒あるメイドカフェのうち最も早く2006年に開店。メイドの制服は3種類。赤いミニスカートは研修生で、正式なメイドは赤いロングスカートと青いミニスカート。正式なメイドには、2カ月間にわたるさまざまな訓練をへてはじめてなるのだとか。

日本語を勉強している学生のメイドさんもいて、対応もとても丁寧で関心。ゆったりした贅沢っぽい時間が過ぎていきます。店内には3枚の額縁があり、「礼儀」、「従順」、「用心」と書かれていました。

ということで、私は、結構オタな台湾が好きです。

Posted at 2010/08/18 15:12:02 by hortense

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遠藤諭
東京カレー日記ふたたび

Satoshi Endo : Creator/Organizer of A Project for Making a Floating Pen at Least Once in My Life / @hortense667 / https://www.facebook.com/satoshiendo667