TAIPEI101をフツーにせめろ!
すっかり台北のシンボルになってしまったのが「TAIPEI 101」。2004年に世界一の建物として完成したビルなんだけど(現在は世界2位)、私が台北で好きなものの1つ。
不覚にも知らなかったんだけどTAIPEI 101のキャラクタというのが出来てたんですね(2007年に誕生とか=そういえばしばらく登ってなかった)。「DAMPER BABY」という名前のようですが、ビルの上部に内蔵されている有名な振動防止のダンパーをキャラ化してあるのはあきらか。なんだけど、私がTAIPEI101を好きな理由は、なんといってもその中華な外観デザインである。
四角い器を積み重ねたような独特の外観に、四方に丸い出っ張りがついている。この唐突さ、鳥山明先生の『ドラゴンボール』に出てきてもおかしくないって感じだ。実は、この丸い出っ張りというのは、TAIPEI 101の正式名が「臺北國際金融大樓」ということで「お金」をデザインしているのですね。
いくら金融センターだからといって、世界のどこに「お金」の形を模した出っ張りを四方に付けたビルがあるのだ! たぶん、これだけ気分をなごませてくれる高層建築物は、TAIPEI 101くらいじゃないかとも思える。そして、TAIPEI 101をさらにチャーミングにしているのは、なんといってもビルのあちこちにこびりついた「雲」。
こんな感じでビルのポイントとなる部分に、マンガチックな(これはドラゴンボールではなくて昔の絵巻物とかでそれが俯瞰図であることを示すためにちりばめられていたような)雲がついている。展望台のすぐ目の前にもこんなふうに雲がついていて、ちょっと視界をさえぎってくれていたりしています。
この雲ですが、TAIPEI 101の建物の中でもあちこちに貼り付いている。シンガポール系のオシャレな書店「PAGEONE」TAIPEI 101店の入り口ヨコにも、なにげなく雲くんが立って(?)いて驚かされます。
今回、TAIPEI 101に寄ったのは、実は、ちょうど「台北電脳応用展」というイベントを、すぐ隣の世界貿易中心でやっていたからなのだ。とにかく人、人、人だったんだけど、HPのブースにはアイドル(たぶん)が来ていて写真撮影とサインに追われてまいした。なお、この台北世界貿易中心では、電脳関係だけでなく「台北国際サイクルショー」という自転車の見本市なんかもやるんですよね(毎年3月)。
電脳応用展の見物に疲れてTAIPEI 101の地下にあるフードコートへ。「夏の台北でマンゴーにありつかない手はないだろう!」と誰かに言われていたのを思い出して、マンゴースムージーでなごむ。地上が金融センターやブランドショップなんかが多いのに、このフードコートは、結構、エスニックっぽかったりするんですね。「香料達人」という台湾では珍しい本格インド料理店もあり。
Posted at 2010/08/19 18:07:50 by hortense