海外のRetail/Fintech News 4月23日の週

気になったRetailとFintechに関するNewsを調べて簡単なコメントを。

Paytmが非インターネットユーザー向けにプラカを発行

デジタル銀行のRevolutが$250M(低コスト海外送金;時価総額$1.7B)

学生向けクレジットカードのDeserveが$50M(融資枠)

キャッシュバックアプリのDOSHが$44M

ぼやき

Paytmが非インターネットユーザー向けにプラカを発行

カードの発行コストがかかるのでやりたくはないが、やらざるを得ない感じだろうか。中国はほぼ全員がスマホを持っていて、そこ向けへのインターフェースを提供すればよかったけど、インドはそうともいかなさそう。

ますます中国でモバイルペイメントが2年で成立したのが奇跡的だと感じる。

デジタル銀行のRevolutが$250M(低コスト海外送金;時価総額$1.7B)

プリペイドのブランドカードを発行できるよう。国内だとバンドルカードっぽい立ち位置。

外貨交換でもできるが良い。

学生向けクレジットカードのDeserveが$50M(融資枠)

クレジットヒストリーではなく、学歴や現在の貯金額を基に、学生の支払い能力を判断して、カード発行を行うらしい。

FICOのモデルの重きを、別のところに置いてモデルを構築している感じで、そこまで新しいモデルでは無さそう。

キャッシュバックアプリのDOSHが$44M

記事を読むと、カードに紐付いたと表現が度々あるので、CLOをクーポンではなく、CashBackという形で提供しているのだろう。

https://www.dosh.cash/
https://www.dosh.cash/

今までのCLOはクーポンによる還元がメインだったので、それをCashBackに変えたと表現できる。つまりCLO、O2Oの範疇に収まり特に目新しさはない。Yelpが2年前ぐらいにCashBackシステムを提供しているし。。。

自動適用のCashBackの方がお客さん的には楽であるが、自動的に割引が適用されると、広告効果としてそれはそれで効果があるのか気になる。

とは言え、CLOである以上、決済データをもらって突き合わせする作業が必要で、加盟店毎に発生するため、スケールが難しそう。

データの突き合わせの新しいフォーマットを発明できれば、ブレイクスルーになりそうだが、いかに。

Paypalとしては、自社でやり切るのが難しいから、スタートアップに投資をしたのだろうか。恐らくPayoal上にこのアプリが組み込まれていく感じなのかな。

日本で、CashBackのプレーヤーだと、以下などがある。レシートと引き換えにポイントを付与して、レシート情報から最適な広告を出すというもの。

https://www.cash-back.jp/

ぼやき

これだけ暑いのに、コンビニにアイスボックスが置いてないのはおかしい。

参考

米国IPO週報 — 2018/04/30

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Shogo Ieda
海外のRetail/Fintech新興サービス/スタートアップ情報

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