ボクの趣味は得てしてガジェット絡みのモノが多い。
何かに興味を持つとひたすら情報を取りまくり、知識を深めていくことに悦びを感じる性癖の持ち主なのである。
そして、ある程度知識が深まると、『いつかはコレ!』といういつかは欲しいモデルを定めるのである。ここまでくると、もぉ〜後戻りはできないホドにドップリとハマっていることになる。
昨年の秋口くらいに手を出してしまったカメラの世界もそうである。もぉ〜身も心もドップリハマってしまい、生きていくのが辛い…(^^)ハハハ。
いまや、デジタルだけには飽き足らず、フィルムカメラにも早々に手を出してしまっている。ボクのハマり具合にしては今回はかなり早い速度で奈落の底に堕ちようとしている。
そして、この趣味の『いつかはコレ!』はLeicaである。
それもパナライカではなく、正真正銘のLeicaである。
今のご時世であれば、Leicaもデジタルライカが素直な選択肢ではあると思うが、なにせLeicaは特別なのである。デジタルの最新のM10なんぞを手に入れようと思ったら、退職金と我が嫁の慈愛に満ちた許可でも得ないことにはとてもではないが手を出せるシロモノではない。
一体あと何年先の話だっ!?ということになる。しかも、そうして苦労して手に入れたデジタルライカもデジタルである以上10年もしたらひと昔、ふた昔前の世代の醜態を晒さないといけない。
デジタルカメラの賞味期限はクラシックカメラに比べて非常に短いのである。
それゆえ、『いつかはライカ!』は価格もこなれて、ボクが天に召すか、カメラが復旧困難なほどに壊れるかまで使えるフィルムライカ。
しかも、電池もいらない完全機械式のLeicaと決めていたのだ。
ちなみにボクが求める完全機械式のLeicaとはバルナック型ではなく、M型である。
となると必然的にM3からM5(M5って電池いるんだっけか??)くらいまでである。
ということで、これまで色々と物色してきた中から、本日なかなかの極上品だった1970年代初頭のLeica M4をお連れしてしまったのである。
合わせてお連れしたのは、1958年の沈動式ELMAR f2.8 50mmと1968年あたりのSUMMARON f2.8 35mm。
ついにLeicaを手にしてしまったのである。これでカメラ周りは落ち着くだろう。