猫は耳で狩りをする。

masaki
痴れ者の戯言
Published in
3 min readMar 30, 2017

猫は耳で狩りをするときいた。

綺麗好きな猫は、他の臭いが体につくのを嫌い、小まめに毛づくろいをしたり、ハンターとしての自分の臭いを撒き散らさないように犬のような獣集も発することはない。

といっても、肛門に凝縮された臭いはハンパ無いですが…(^^;)ハハハ。

そんな臭いに敏感だからこそ、狩りをするときには犬のように獲物の臭いで判断するものだと思っていたのだ。

ところが、鼻よりも耳だという。

確かに、犬以上に猫の耳は口ほどにモノを言う。

我が家の飼い猫を観察していると、いつ何時も耳を動かし、方向を変えて周囲の情報を収集しているように見受けられる。ご機嫌の具合も耳の変化でこちらは彼女の今の感情を判断することが出来る。

そんな耳でどれほどのことを聞き分けられるのだろうか?とさらに観察を続けていると、なかなか細かい音の違いにまで聞き分けているようなのだ。

例えば、夜に寝室に入るときのドアの開け閉めと、朝に寝室から出てくるときのドアの開け閉めの音などの区別はお茶の子さいさいで、朝に寝室から出てくるときには、目の前でおはようの出迎えをしてくれる。

これなどは、人の足跡が遠のいてるか近づいてるかで瞬時に判断してるのだろう。

驚いたのは、冷蔵庫の何段目のドアを開けているか?もどうやら区別しているようなのだ。

我が家の冷蔵庫は4段あり、メインの1段目、冷凍庫の2段目3段目、野菜室の4段目の構成になっている。

うちの飼い猫はこの4段目のドアを開けたかどうかをちゃんと理解しているようなのである。

ちなみに4段目の野菜室には湿気ないようにキャットフードが入っている。

なので、うちの飼い猫はほかの段を開けてもなんの反応もしないのに、4段目のドアを開けると、新しいフレッシュな匂いのする餌をくれると思ってそのときだけ冷蔵庫にやってくるのである。

なるほど、さもありなん。

やはり猫は耳で狩りをするのである。

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masaki
痴れ者の戯言

未だにまだ公私ともにいまだ夏めいてます。 一体いつになったら実年齢と精神年齢が等しくなるのでしょうか? 読書好きというよりも、活字中毒。 音楽好きというよりも、音響中毒。 一日活字を目にしないと瞳孔が開きます。 一日音楽を耳にしないと宇宙の意思と交信を始めます。