『納豆』その不可思議な食べモノ

masaki
痴れ者の戯言
Published in
4 min readMar 27, 2017

『納豆』というとニッポンの朝の食卓の定番アイテムというイメージだが、最近ボクはこの納豆を晩御飯のお供として食べている。

たまたま見かけたネットの記事で、晩御飯に納豆と食べると、納豆の万能パワーの源でもあるナットウキナーゼの効果でカルシウムを吸収しやすくなり、寝つきもよくなり、疲れが取れるということなのだ。

調べてみると、確かにナットウキナーゼにはそのような効果もあるようで、あながちガセネタとも思えないところもあるのでチャレンジしてみることにしたのである。

「寝つき」というと少々問題をかかえているのだ。

といっても寝つきが悪いわけではなく、むしろ良いほうだとも思えるのだが、寝入ってからしばらくボクの意識と体が乖離するようになって早1年近く。

だからといってなにか障害が出ているわけでもなく、むしろあの寝入る瞬間のフワッとした感覚を味わえるのが面白みでもあるのだが、あまり身体にとっていいものでもないと思うのだ。

なので、ナットウキナーゼパワーで寝つきをさらによくしてみるかっ!と(笑)

ボク自身、納豆は好きな性質なので毎晩納豆を食すことに何の問題はない。

うちの相方さんも長崎出身とはいえ、好んで納豆を食す人なので我が家としても納豆問題は特に問題視はされないのだが、先日うちの相方さんがおもむろにこんなことを聞いてきた。

♀『人ってさぁ、何起因で納豆食べたくなるんだろうねぇ?少なくともさ、この納豆の臭い嗅いで食べたいと思わないでしょ?』

確かにうちの相方さんの言い分は頷けるものがある。

たいていの料理はまずその匂いを嗅いで、食べたいと思わせるものではないだろうか?

ボクは返答に窮してしまったのだ。匂いではないとするといったいなんだ?視覚情報?味覚情報??

♂『たぶん、納豆食べたときの記憶が刺激されて食べたいと思うんじゃないの?となると味覚の記憶?旨み成分??』

とっさのことにこんな返答をしてみたわけだが、あながち間違いではないのではないだろうか?

少なくとも他の情報が無く、あの足の裏の臭いとも評されるあの臭いだけ嗅がされたら、拒否反応しか起こさないと思う。

『納豆』というキーワードから思い起こされる味覚の記憶が呼び起こされて、あの納豆ご飯を口にしたときの旨みに満ち満ちた幸福感に脳裏が満ち溢れたときに、人は『嗚呼ぁ~納豆喰いてぇ。』と思うのではなかろうか?

♀『そう考えると、なかなかこの手の食べ物ってないよねぇ?』と更問いなうちの相方さん。

♂『いやいや、ドリアンとかも同じ感じでしょ。』

よぉ~するに臭いといわれる食い物はたいていこの部類に含まれると思われる…(^^;)ハハハ。

そんな納豆を毎晩食べるようになって一週間。

寝つきがよくなったというよりも、寝起きがすっきりするようになったのは確かである。

まだ、朝の布団のぬくもりが恋しい&花粉症による目の炎症で2月下旬頃から日に日に寝起きが悪くなってきていたのが、改善されたのは確かなのだ。

今日も食卓には納豆が並ぶ。それをワシャワシャと掻き込む幸せに浸るのである(笑)

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masaki
痴れ者の戯言

未だにまだ公私ともにいまだ夏めいてます。 一体いつになったら実年齢と精神年齢が等しくなるのでしょうか? 読書好きというよりも、活字中毒。 音楽好きというよりも、音響中毒。 一日活字を目にしないと瞳孔が開きます。 一日音楽を耳にしないと宇宙の意思と交信を始めます。