観察者によって結果が変わる

子供がテスト答案用紙をそぉ~と差し出してきました。
お父さんに。

お父さんは、
食事のあとのお茶をすすりながら、
「ほう~、どれどれ」
と答案用紙を眺めます。

お父さんの眉間にしわが二筋。

点数は10点です。もちろん100点満点で。

「おまえ、10点しかとれなかったのか!」
「ダメなやつだな!」
とお父さん。

キッチンで洗い物をしていたお母さんが、
濡れた手を拭きながら、どれどれと寄ってきます。

「あら~、あと90点で満点じゃない!」
「次が楽しみね~」

素晴らしいお母さんですね。

このお母さんにお父さんは、まずこの先ずっと勝てることはないでしょう。別に勝たなくていいのですが。

実際に、勝てていません。
あるところの実話ですから。

受け取り手の(観察者の)違いで現象は違ってみえる、ということです。

コップに水が半分入っている。

これを見て、

「半分しか入っていない」と感じる人。

「半分も入っている」と感じる人。

同じ現象をみても受け取り方で随分違う。

「半分しか入っていない」=「10点しか」

「半分も入っている」=「あと90点」

という図式ですね。

量子物理学でも観るものが観られるものに影響を及ぼすのですから、
「現象」とはなんぞやという話です。