ほとんどアクセスのないパブリケーションの中で唯一意外な伸びを見せる一つのストーリー。そこからMediumで読まれるストーリーの特徴を考えてみると……
自分は現在、二つのパブリケーションを持っています。一つはあくまで個人的なストーリーを綴ったもの、そしてもうひとつは自身のブログ記事からサルベージした内容とそれに関連した最新情報を更新していくためのもの。前者はカメラや写真、そしてMediumを話題に取り上げていることもあってそこそこ読まれているようなのですが、後者の方は内容が内容ということもあって、基本的にほとんど誰からも読まれません。本格ミステリーに興味のある方であれば、そのタイトルやパブリケーションの説明からちょっと覗いてみるかという気持ちに傾くかもしれないものの、ほとんどの人には関心のない話題ですから当然といえます。
しかしそんななか、このストーリーだけは何故かViewの数が高い伸びを見せています。どうしてなんだろう? と疑問を持ち、そのパブリケーションに公開している他のストーリーと比較してみたのですが、書かれている文章そのものに大きな違いを見つけることはできません。
唯一違うとすれば、表示される画像のサムネイルでしょうか。このストーリーでは台湾の青年誌『FHM』に掲載されたインタビュー記事の抄訳を公開しているので、画像はその雑誌の表紙にしてみました。そしてサムネイルでは、ちょうど台湾のモデル・許維恩の胸元だけが表示されているという――。

Mediumにしてもネットにある空間には違いなく、このことは「エロ・コンテンツは強い」という古くからのネットの法則を示唆しているのか、それとも自分の気がつかないまったく別の要素があるのかどうか……。
もっともMediumではFacebookなどとは違って、リコメンドの数や記事の読まれた回数にこだわることはないかな、と個人的には感じています。確かに書く側にすれば、ストーリーをあげた”そのとき”に、たくさんの人に読んでもらいたいという気持ちもあるでしょう。しかしMediumが「Recommended by you」としてタイムラインに表示するストーリーを見てみると、数ヶ月に書かれたものであることもしばしば。
Mediumにおける時間の流れはもう少しゆったりしているような気がします。なので文章を綴るにしても、自分の場合、それはストーリーを「あげる」というよりは、むしろ「放つ」「手放す」というイメージでしょうか。”messages in the bottle”のように、今は誰の眼にも留まらないかもしれないけれども、いつか誰かが読みたいと思ったときにその人の元へストーリーが届けられる、というような……。なので個人ブログのようにアクセスログを注視して次のストーリーを考えるようなやりかたではなく、Mediumでは気ままに文章を綴っていこうと思います。