昭和の雰囲気ってなんか好きです。今はもう新しくなってしまいましたが、昔の軽井沢レイクタンとか、最高でした。バブルの頃は栄えて人もいっぱいいたんだろうなーっていう雰囲気が大好きでした。ボロボロの建物とか。ノスタルジーってやつですね。
ラーメン美味しそうですね!ここ、何回かテレビで見たことあります。年末のたけしの番組かなんかで(笑)
Nanaho
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バブル入社組のロートルが昭和の時代とバブル景気を漫然と回顧してみる

昭和らしい会津若松の温泉街写真を添えて

会津若松・東山温泉(SONY NEX-7+ CONTAX Vario-sonnar 35–50mm f3.5)

ロートルの自分の中ではバブルといえば「平成」の出来事で、「昭和」とはやや異なる印象だったりするのですが、若い世代にしてみれば「昭和」イコール「昔の出来事」で、それゆえに「バブル景気」を「昭和」と感じるということは、バブルの狂騒もまたずっと「昔の出来事」ということなのだなあ……と感慨に浸ってしまいました。

さて、そんな「昔の出来事」をほんの少しばかり振り返ってみたいと思います。あくまで個人的な体験として。

バブル世代といえば、今では無能な中堅管理職として会社に居座り、有能な若い部下たちの足を引っ張っている――マスコミによって流布されている印象はだいたいこんな感じでしょうか。団塊の世代、新人類、ゆとりにさとりと様々な言葉でそれぞれの世代の印象付けがなされてきましたが、下からの突き上げがもっとも激しく、激烈な非難の対象となっている世代といえば、やはりバブル世代(バブル入社組)ではないかと思うわけです。ちょっと被害妄想が入っているかもしれませんが(^^;)。

バブル景気の期間についてちょっとウィキを見てみたところ、

1986年(昭和61年)12月から1991年(平成3年)2月[1]までの51か月間に、日本で起こった資産価格の上昇と好景気、およびそれに付随して起こった社会現象

とされています。高度経済成長などと違ってほんの数年のささやかな間ながら、バブルの「始め」と「終わり」では同じバブル世代と一括りにされても、その体験と印象は大きく異なるような気がします。

ちなみに自分は1991年入社組で、社会人になったその年から大リストラの対象と相成り――いうなれば急転直下の地獄行きというステキな経験をしております。技術職として採用された同僚たちは軒並み営業職へと配置転換され、営業成績不振を理由にリストラ。一方、同僚が減りに減った現場では少人数で仕事を廻さねばならず、過労がたたってノイローゼになった挙げ句、会社を辞める人も(自分のこと ^^;)。

もちろんバブルの始めのころに新社会人となって、その恩恵にタップリあずかった先輩方もたくさんいたには違いありません。しかしながらバブル世代とすべてを一括りして「自分たちだけうまい汁吸いやがって」「若者たちの苦労も知らず自分たちだけ出世して」「役に立たない」「会社のお荷物」「辞めちまえ」「生きる価値なし」「死んじまえ」「地獄に落ちろ」などと非難されるにつけ、「あのぅ……バブル世代といっても色々あってですね……」と思わず口を差し挟みたくはなるものの、世間の風当たりのあまりの強さに仕方なしと口を噤んでしまうのでありました。

会津若松芦ノ牧温泉にて。田舎の温泉街といえばやはりストリップ劇場だよネ!(SONY DSC-RX1)

とまあ、暗い思い出話はこれくらいにして、と……(^^;)。そんなバブルに沸き立つ日本の会社では当時、社内旅行などはごくごく普通に行われていました。今は知りませんが、自分が最初に入った会社では毎年の運動会は当たり前、家族を招待して大いに盛り上がったものです。ノイローゼから復帰してようやく入った次の会社でも社内旅行はしっかりあって、春と秋に団体バスを貸し切り伊豆や房総へと繰り出したものでした。

同じく芦ノ牧温泉にて。正面の温泉神社ではなく、左手の「和風すなっく 聖女」に注目されたし (SONY DSC-RX1)

そんな団体客を当て込んだホテルや旅館も当時はさぞかし賑わったことでしょう。しかしバブルの崩壊で団体客のあてがなくなった温泉街のホテルが、その後どんなふうに落ちぶれていったか……このあたりは様々な媒体で語り尽くされているのでここでは繰り返しません。

芦ノ牧温泉にて。温泉街を彩る提灯が侘しい(SONY DSC-RX1)

写真に挙げた会津若松の芦ノ牧温泉なども、かつては賑わったであろう廃ホテルが目につきます。そうした景色を目の当たりにするとちょっと哀しくなってしまうのですが、こうした観光地も何がきっかけでまたふたたびブームが訪れるか判りません。昨今の”聖地巡礼”の例もありますしね。個人的にはこうした寂れた雰囲気やデカタンスも大好物なのですが、”廃れたイメージ”を維持するのにもまたお金がかかります。人の手が加えられなければ廃墟となり、朽ち果てていくだけでしょう。何事もお金です。

芦ノ牧温泉にて。土湯温泉といい福島の温泉街には猫が多いような気がします(SONY DSC-RX1)

しかしこれだけ不景気が続き、日本人が慣れきってしまうと、将来はどうなんでしょう。”頭の良い人”たちからは「平等に貧しくなろう」などという意見も聞かれるものの、高度経済成長に子供時代を過ごし「平等に豊かになって」いったあの時代を思い返すにつけ、「あのぅ……このままじゃ駄目なんじゃないでしょうかねえ……」とまたぞろほんの少しばかり口を挟みたくなってしまうのでありました。おしまい。

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