信州善光寺

お戒壇巡りに再挑戦。信州の食のレベルの高さに舌を巻く

SIGMA sd Quattro+18–35mm F1.8 DC HSM

「信州善光寺」というタイトルでつい最近、同様のストーリーを綴ったような気がするのですが、まあ、同じタイトルで違うストーリーをあげるのは(隆之介さんの中でも)流行っているようなので、よしとする(^^;)。

先週の金曜日に代休が取れたので、慌てて宿を予約して信州へと一泊旅行に行ってきました。本当は戸隠まで足を伸ばしたかったのですが、出発の二日前にライブカメラで現地の状況を確認したところ、もの凄い雪……。ということで戸隠はあっさりと諦め、長野市と諏訪の寺社巡りをする方向へ予定変更。天気は二日とも好天に恵まれ、たくさん写真を撮ることができました。

SIGMA sd Quattro+18–35mm F1.8 DC HSM

善光寺近くの駐車場に車を停めたときには晴れ間が見えているにもかかわらず雪が舞っているという、狐の嫁入りならぬ何というのか……雪のときは何というのかよく判らないので割愛しますが(^^;)、とりあえず傘をさして石畳を歩きつつ仁王門を目指します。

SIGMA sd Quattro+18–35mm F1.8 DC HSM
SIGMA sd Quattro+18–35mm F1.8 DC HSM

山門に着いてもまだ雪が舞っているので、ひとまず逃げ込むように大勧進へ。ここは不動明王が奉安されているので、善光寺を訪れたときにはまずいの一番に訪ねるようにしています。

SIGMA sd Quattro+18–35mm F1.8 DC HSM

本堂の賑わいとはうってかわってここはいつも静かで落ち着きます。今日はこのあと日本三大不動といわれる須坂の米子不動尊も訪れる予定なので、旅の無事を祈りつつ、いつも通りの開経偈、懺悔文、般若心経、聖不動経を唱えてさっくりと納経は終了。

SIGMA sd Quattro+18–35mm F1.8 DC HSM

本堂に入ると受付を済ませ、前回のお戒壇巡りで極楽の錠前を見つけることができなかった妻とともに、内々陣の奥へと進みます。自分は錠前がどこにあるのか判っているためのんびりしたもの、鼻歌代わりに光明真言を唱えながら前へ前へと進んでいきます。しばらく行くと、自分のリュックにつかまりながら頼りない足取りでついてくる妻の後ろから若者が数人ばかり入ってきた様子。こちらがドスの効いた声で光明真言を繰り返し繰り返し唱えていたからか、「おい、なんか聞こえねえ? お経?」と震える声で話していたのが聞こえましたが無視します。お化けじゃないよ(^^;)。

SIGMA sd Quattro+18–35mm F1.8 DC HSM

無事、錠前を探り当てることができたらあとは道なりに進み、無事結縁完了。左手に奉安されている地蔵菩薩と弥勒菩薩を眺めながら寛いでいると、先ほどお戒壇巡りの後をついていた若者たちでしょうか、瑠璃壇の前へと正座して焼香をしている姿が目に入りました。感心感心。善光寺はお坊さんたちも爽やかな感じでとても心癒やされます。

SIGMA sd Quattro+18–35mm F1.8 DC HSM
SIGMA sd Quattro+18–35mm F1.8 DC HSM

さて、宿の夕食に備えて、今日の昼は簡単にすませる予定だったのですが、偶然見つけた洋食屋がなかなかに良さそうだったので入ってみることにしました。自分が頼んだのはメンチカツ定食だったか。帰ってきてから調べてみたらこのレストラン、食べログでは「味は普通」といういささか素っ気ないコメントが添えられていたものの、なかなかどうして、とても美味しかったです。サラダ、スープ、デザート、飲み物も含めたフルコースのボリュームながら、値段は税込1000円以下という破格ぶり。開店前から行列して並んだものの量が多いばかりで激マズだった某市の老舗蕎麦屋を除けば、すべてが大当たりという長野の食事処。とくに善光寺のある長野市は、お洒落で落ち着くお店が多いように感じられます。またこちらに訪れるときはやはり半日だけでも善光寺参りを入れたいなぁ……と感慨を新たに、次なる目的地である須坂の米子不動尊へと向かうことにします。続く。

SIGMA sd Quattro+18–35mm F1.8 DC HSM

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Mark Yu -taipeimonochrome
読む,書く,撮る,聴く,旅に出る

読んだ本や聴いた音楽について、あるいは旅したことについて写真とともに綴っていきます