バローロの生産地、北イタリアのLa morra にて(2017)

このサイトについて_2020/3/15

Haruna Watanabe
食と農と風景
Published in
6 min readMar 15, 2020

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本サイトの概要と開設の経緯

私は現在、東工大の都市・環境学コースで勉強している大学院生です。学部は東京農大でランドスケープ(造園)を専攻していました。修士1年終了後1年休学し、フランスで語学を勉強したのちベルギーの建築設計事務所で8か月間インターンをしていました。
この通り、バックグラウンドは農学系のランドスケープでデザイン系のことも少しやっていたのですが、今研究していることと直接つながらないので「なにをしてるの?」とよく言われます。

これを踏まえこの投稿では、
・今後Mediumでどのように研究内容を発信していくか(コンテンツ)
・このサイトの研究生活における位置づけ(私のスタンス)
の二点ついて書きます。

サイトのコンテンツについて

本サイトでは、農産物認証だけでなく「農業と環境」に関連する、食、農村景観、生産と流通、農業政策、ツーリズム、エシカル消費や、それらにかかわる書籍などについて書いていく予定です。取り上げるトピックはこのような個人的に興味のあること、現在勉強していること中心になります。
これは、友人から「大学で何してるの?」と聞かれたり「何をしているかよくわからない」とよく言われることから、何をしているのかを表明する意味もあります。

興味・関心

私の興味・関心(研究テーマ)についてすごく大きく言うと、

・持続可能な農業はどのようにして実現できるのか?
・新しい技術の登場、農業と環境問題への関心が高まってきている今、いかにして農業を続けていく事ができるのか?農村景観を守れるのか?
・自分も含め、農業従事者でない都市に暮らす人ができることは何か?

といったことが挙げられます。

修士課程では、農産物認証が持続可能な農業についての理解を深めて社会に浸透させることのできるツールではないかと考え、研究していました。

記事は、以下のハッシュタグを使って整理していこうと思っています。

#事例&ニュース
ニュース記事や持続可能な農業に取り組む団体・企業について、見聞きしたことなど

#農産物認証
有機認証をはじめとした農産物のエコラベル、地域のブランド認証等、農産物に貼ってあるラベルについて

#EU農業
EUの農業政策に関して、各国の取り組み、関連ニュースに関して(日本語に加え英語・フランス語の情報も扱いたい)

#実践
自分自身が日々の生活で実践していること、したいことについて
旅行先やフィールドワーク等で体験したことについて
エシカル消費等、消費に関すること

#Books
読んだ本など関連書籍について

ざっくりとこのページについて書いてみましたが、以下にMediumも含めこのようなコンテンツを公開することについての考えをもう少し具体的にまとめてみました。

「記録と公開」これまでのスタンス

2018年4月~2019年3月にフランス・ベルギーにVulcanus in Europe(ヴルカヌス・イン・ヨーロッパ)というプログラムで留学していた。留学も終わりに差し掛かった2月、誰もがアクセスできるプラットフォームを使って文章を書き、公開することを始めた。(Mediumとは別のメディアで書いていた。当時の考え→「記録すること・公開すること」)その時から最近まで、私にとって「文章を書いて発信すること」には以下二つの目的があった。

1.日々の思考の記録を残すこと
2.自分(のスタンス、思考etc.)を開示することで、わかりやすい人になること

1つ目は、毎日変化する自分を記録して客観的に見るという内向きな観点、2つ目は良い人間関係を築くという外向けの観点である。

2019年度は修士論文を書いたことで、自分の伝える技術力(表現力・文章力)の不足を感じたし、一人ではなく誰かと一緒に勉強・研究することが大きな力になると思うようになった。また技術力不足の克服、一緒に勉強する人を見つけるという意味でも、これまでとは違う意味での外向けの発信が必要だと思った。

「研究・実践・発信」これからのスタンス

2019年度を踏まえて、これからは研究に軸足を置きつつ、日常生活に落とし込めることを実践し、それらを発信していきたい。ここでの発信とは以下のように様々な場で書くこと、また作ることを含む。

・学術論文を書く

学術論文という公正で信頼あるものを利用して、研究を社会に還元することが最終目標である。そのためにもまずは博士課程において、研究し論文として形にするための力をつけたい。

・論文にならないトピック、日常生活で実践できることをMediumに書く

以前友人から、「研究していることはとても面白いと思う。実際に何かできることがあったら教えてほしい。」と言われたことがあり、気軽に知れる情報に対する需要も少しはあるのかなと思った。

と同時に、Mediumに書くことが研究と日常生活をつなぐ接点となればと思っている。研究に関わっていなくても、研究自体に興味がなくても、入り口はなんであれ興味をもってくれる人がいれば、その人たち個人レベルで行動できることを発信したい。

・書く以外の表現方法で何かを作る(構想中)
(料理を作る、写真を撮る、デザインコンペに参加するetc.)

文書以外のメディアで表現したい。文字では伝わらないことを、味や香りがともなう料理、または写真やデザインといった視覚から伝わるものでもいい。

これは、頭だけでなく身体を通じてはじめて伝わることがたくさんあるということを設計演習や、イタリアや徳島での石積み、8か月働いたこと、様々な場所を旅したこと(歩く、食べる、知る…)を通して強く感じたからだ。

まだコンテンツは少ないですが、上の3つを基本に少しずつ進めていく予定です。

以上長くなりましたが、2020年度も日々考え、色々な実践しながら楽しく研究していきたいと思います。
25歳の1年365日8760時間にどんなものをどれだけ積み重ねることができるのか、一年後自分が、周りが、どんな風に変わっているのかが楽しみ!

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Haruna Watanabe
食と農と風景

Ph.D. student, majoring in Landscape Architecture, Sustainable food & agriculture / Vulcanus in Europe2018(Belgium)