プレミアムフライデー

私は、「過労死対策」と「時間外労働に対する賃金の支払い」は別々に考える問題であると考えます。

時間外労働に対する賃金の支払いの徹底をしたところで、「じゃ、金さえ払えば、何時間でも働かせていいんだな」という輩は必ず現れます。金はもらえるが、24時間365日モードで働かされたら間違いなく過労死するでしょう。私は以前、2日間昼夜ぶっ通しで不眠のまま肉体労働の仕事をしたことがありますが、3日目の昼間には、体力と気力はあるのに、めまいが止まらず歩くこともできない状態になったことがあります。結局、寝るしか方法がありませんでした。

過労死対策をするならば、労働を楽にするしかないでしょう。質(ハード差)と量(時間)の各自ごとの適正コントロールをするということです。当然、労働者の給料はそれと成果に見合った上での報酬となります。企業側は24時間365日モードで動くならば、そう動けるように人員の入れ替えをするべきです。それをしないから過労死が起こるわけですが、その原因は金です。

時間外労働に対する賃金の未払いは、本来は、支払うのが当たり前なのですが、当たり前ではないのが現状です。たとえ1円でも払わなければ、廃業にさせてしまうほどの法律でも出来なければ、問題解決はしないのではないでしょうか。原因は金の問題だからです。

企業が24時間365日モードで動くのは、私はまったく問題ないと思います。何しろ、世界中の企業との戦いですから、勝つためには必要なことでしょう。問題は、それがうまく運用できるようにする業務態勢が構築されていないことです。今までは、そして、今も、労働者の酷使で何とかしている状況です。廃人になって戦線離脱してしまったら、新しい兵力を雇えば良いという考えでは、長期的な消耗戦では勝てないでしょうね。日本は高齢化社会となって新しい兵力が年々減少していますから。

人件費の削除は、企業にとって重要項目の一つですが、それと一緒に労働者の生命力まで徐々に削除されてしまったら、結局、日本国の弱体化に繋がるでしょう。しかし、国は自国の企業に何としても頑張ってもらわなければならないので、難しい問題なわけです。

プレミアムフライデーは誰が得をするのか。やはり企業でしょう。世の中そんなもんです。昔から「生かさず殺さず」という言葉があります。問題は全く変わっていませんね。

隆之介のモノローグ

思い浮かんだこと。

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