小学生のクラスで、新しい取り組みをしようとすると 「そんなことまだ習ってないよ〜」 と、不満の声が上がってきます。
まだ習ってない・・・
はしだ くみこ
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レスポンス元のストーリーは、小学生の授業において上記のような子どもの反応に対し、投稿者がどのような対応をしたかという話である。

子どもが新しいことをさせられる時に、「まだ習っていない」と不満の声を上げるのは極めて正常な反応である。子どもは本当にそう思っているのだから。自分が思っていることを主張し、その時の感情を表出させる仕組みは、今後、生きていくために絶対に必要なものである。

ここで教師が介入した時に、どう対応するかで子どもの成長に影響を与える。子どもを安易に支配しようとして、主張をさせなければ主張をしない子どもになる。不満な態度に対して威圧で応じれば感情を表出させない、もしくは最悪の場合、感情がない子どもになってしまう。教師にとって、そのような子ども達なら管理がさぞしやすいだろう。

教師が用意した発表をさせる場でしか主張を許さない、喜びや笑いといった教師が良いと認めた感情しか表出することを許さない、といった考えとその行為は、教師が子どもを支配しようとする、意識、無意識レベルの反応である。なぜそんな反応をするのか。教師一人で相当数の子どもをコントロールし、授業を無事に終わらせるにはどうすれば良いか、という教師の立場に立った問題に対し、その場のその瞬間に対して安易に問題解決できる手法の一つであるからだろう。

「余裕がない」という状況は、どの現場でも見られる良くない状況だが、その場のその瞬間の自分の態度や対応というものが、結局のところ、関わり合いのあるもの全ての未来を作っているのである。

でもこんな流れで心のスイッチを
『ただ教えてもらえる』から『自分で探求する』
学習モードに切り替わっていく体験を積むことで
やがて『学ぶって楽しい!』ことが当たり前になっていきます。

ストーリーにおいては、投稿者は一つの手法を紹介している。もちろん、問題解決に必要な手法は一つだけではない。大事なことは、目的は何かである。この場合は、教師が無事に授業を終わらせることではない。子ども達が学ぶ楽しさに気づくよう導くことだ。故に、私はこのストーリーに大いに共感させてもらったのである。