社会人が高校で授業を行う(キックオフ)

昨年の授業のテーマは「AI」

社会人として得た知識を活かせる機会を探していたが、今年は新しい取り組みとして、高校での授業にチャレンジしてみることに。

これまで、海外での仕事の経験を、中学校の総合的な学習の時間の中で何度も話したことがあったが、高校での授業は初めて。

学生に対して話すというのは、社会人に対して話すのに比べて格段に難しくなると思っている。

というのも、

・学生は我々の仕事に対する興味・関心はあまりない

・授業のテーマに対する前提知識や関心度合いはバラバラ

という状態であることが多く、どこからきたかわからない社会人が、授業を行ったところで、学生には全く聞いてもらえない可能性がある

(((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル)

そんなわけで「授業のテーマ選定とそのコンテンツ準備」が非常に重要になる。

ちなみに2017年の授業のテーマは「AI」

授業では、ただ話を聞いてもらうだけでなく、授業で聞いた内容を元に、身近な社会課題を取り上げて、自ら解決策を考えて、発表してもらうところまでがセットとなっており、学生の皆さんの「考える」過程が組み込まれている。

今年度は12月頃に高校で授業開催ということなので、残り4ヶ月ほどで授業開催にむけて下記の流れで準備作業が進む予定。

準備作業の流れ

1.過去の授業の内容確認(コンテンツ・授業の進め方など)

2.授業参加者(先生役・サポート役)の募集

3.授業参加者にて、授業テーマの選定とコンテンツ準備

4.学校側と授業にむけた各種調整(日程・人数・会場・機材など)

今回は、「1.過去の授業の内容確認」だったが、過去のコンテンツは非常によく考えられていて、学生も退屈せずに聞ける内容になっていた(実際の学生のアンケート結果から大変好評だった)。一つの学校で授業を行うだけでは勿体無いぐらい。

今回の作業を通じて高校生に対して授業を行うイメージができた。高校生にとって、少しでも意味のある授業ができるよう、次はテーマとコンテンツ準備にむけて、自分ができることから開始しようと思う。

過去の授業の様子

2017年

2016年

2015年

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Kensuke
001.働く場と活かせるスキル、そのやりがい

家族と自転車をこよなく愛す。新しい働き方って、個人で始めてみることが重要なんじゃないかなと考えている。日本アイ・ビー・エム株式会社所属。(ここでの掲載内容は私自身の見解であり、必ずしもIBMの立場、戦略、意見を代表するものではありません)