P-TECHって?

やってきました、町田工業高校!

新しい学校教育のモデル「P-TECH」プログラムの、日本での展開に向けた第一歩デス。

P-TECHって?

U.S.では2011年からこのプログラムがスタートしていて、U.S.では2018年に100校以上に展開されていて、卒業生もかなりの人数になってきている。あわせて、海外へのP-TECHプログラムの展開(オーストラリアなど)もスタートしているとのこと。

このモデルが画期的だと思われるのは、科学技術分野に特化した専門知識を、様々なパートナーと協力のもと、生徒達に身につけてもらうものであること。

授業料は当然無料な上に、学習進度に合わせたカリキュラムが組まれて、相談が気軽にできるメンターも付いてくれる。

科学技術分野に特化した専門知識を身につけた人材は、その分野で即戦力となりうるので、企業からみても非常に魅力的な人材に映る。

なにそれ、自分が高校生だったら絶対受けたい(^^)

U.S.におけるP-TECHプログラムの2018年卒業生のメッセージをみても、素晴らしい結果を残しているといえるのではないだろうか。

今回の町田工業高校では、初回は2時間での開催。

東京都の教育委員会の方々やら、職員の方々やら、IBMの方々やらたくさんの大人に囲まれていたので、生徒はすこし緊張気味・・・

IBMの会社紹介や仕事の紹介などが約50分程度。

その後、町田工業高校の生徒の皆さんと会話の時間になるのだが、皆さんから質問を出してもらって、それにIBM社員が答えるという形だった。

仕事・勉強・テクノロジーの切り口でいろんな質問が出てきて、いかにも高校生らしい質問もあれば、技術分野に踏み込んだ質問も出てきて、非常に有意義な時間だった。

今回は初回だったこともあり、生徒さんからのフィードバックも踏まえて今後のカリキュラムを組み立てていく予定。

参加してみて感じたこと

町田工業高校って、時代ニーズを捉えた先進的な学校だなということ。というのも、一般的な工業高校とは違い都立工業高校で唯一「統合情報科」が設置された学校で、「情報・工業」系の科目を基礎として様々な分野の知識・技術を学ぶ新しいタイプの専門学科があること。

しかも2年生からは更に5つ系列に分かれて、専門知識を学ぶらしい。

今回のプログラム開催にあたり、IBM側の参加希望者が募集人員の4倍もあったということ。P-TECHプログラムの知名度なのか、はたまたIBM社員のマインドなのかは分からないが、参加希望者がたくさんいたということは純粋に喜ばしいことかと思う。

このプログラムの日本での展開には様々な「サポート」が必要であり、若者達の未来を築くお手伝いに、企業や地域の人達の参加が必要な時代になってきている気がする。

自分の強みをうまく活かして、サポートしていきたいと思う。

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Kensuke
001.働く場と活かせるスキル、そのやりがい

家族と自転車をこよなく愛す。新しい働き方って、個人で始めてみることが重要なんじゃないかなと考えている。日本アイ・ビー・エム株式会社所属。(ここでの掲載内容は私自身の見解であり、必ずしもIBMの立場、戦略、意見を代表するものではありません)