その「間違え方」は「正解」!!

子どもの数だけ間違え方がある

「猫の上に矢印を動かして」

徳島のプログラミング教室ぜろいちニッティングです。プログラミング教室をしていると、本当に痛感します。「子どもの数だけ間違え方がある」。

毎回「その間違い方、つまずき方は新しいなー」と感心しているし、新しい間違え方を「発見」したときは、実はとても嬉しいです。発明王エジソンは「私は失敗したことがない。 ただ、1万通りの、 うまく行かない方法を 見つけただけだ」と言ったとか。まさにその通りだなと思います。

先日、体験教室に来た女の子に筆者は次のように言いました。「マウスをうごかして、ねこさんの上に、やじるしを持っていって」。

ところが、いつまでたっても、その子は矢印を動かさない。「聞こえてないのかな」と思い、何度も「違う。ねこさんの上だよ」と言ったのですが、じっと止まってる。

そこでハッと気付いたんですよ。その子は「猫の上」と聞いて、on the catではなく、y座標上で猫よりも「上」の位置に矢印を持ってきてたんです。

こういうことです!

「猫の上に矢印を動かして」ます

これは「間違い」とも言えますが、「正解」とも言えます。というか、正解ですよね、これ。ハッとさせられました。


間違えてるのは「伝える側」かもしれない

プログラミングとは「コンピューター=相手に、自分がしてほしいことを、厳密に、他の解釈がありえないように伝える」ことです。

そういう意味で、相手はコンピューターではなく小学生ですが、筆者の「プログラミング」=伝えるのが「間違い」だったなあと。

この女の子は、筆者のプログラミング=伝えるを、正確に理解して実行していたのです。

ただ、筆者のプログラミング=伝えるが、「猫の上」という曖昧な言い方だったため、「猫に重なる場所に」(=cat)とも「猫と重ならない場所に」(≠cat)とも取れてしまう。つまり、ある意味正反対の、2つの解釈が成り立つメッセージであることが「発見」できたんですね。

今度からは「矢印で猫さんを触って」とか「猫さんに矢印を重ねて」なんて言い方をしたほうがいいかもしれません。

こんな感じで、毎回子どもから教えてもらうことばかりです。プログラミング楽しい! 教えるの楽しい!と思うのはこんなときなのでした。