22Xファンド:投資家のコストを極めて削減、流動性を高く、世界中から一流の30社が集まったICO

Kyle DuPont
22XFund
Published in
4 min readFeb 10, 2018

本記事は22Xファンドの特徴を説明する学習目的のみであり、トークン購入の勧誘ではありません。

22Xファンド(www.22xfund.com)をご紹介します。22Xファンドは、投資家へのコストを低減、流動性を上げ、ポートフォリオ構成を極めることによって、一流のアーリー・スタートアップへの投資をより簡単にしています。

本来、アーリー・スタートアップの投資には、一般的にエンジェル投資家およびベンチャー・キャピタル(VC)投資があります。エンジェル投資家は1社に投資するために40社を評価します。ベンチャー・キャピタル投資の場合、400社を評価してから投資する投資家も珍しくありません。うまくいけば投資の収益が高いが、スタートアップ投資のリスクが高いです。リスクを削減するために一流のスタートアップへのアクセス(ディール・フロー)とポートフォリオ多様性が必要です。一流のスタートアップ企業は名のある投資家に投資されたいし、ポートフォリオ多様性を得るために多くの企業に投資をしなければなりません。こういった状況に伴い、最も収益率が高いアーリー・スタートアップ企業への投資は簡単ではありません。

このような状況では、一先ず多額の資金が必要です。億万長者クラスでなければなかなかこのような投資チャンスが成り立てません。また、そのような多額の投資ができるような投資家であっても、選択肢は二つ;一つ目はエンジェル投資です。これはもちろん成功できている投資家もいれば、残念ながらその大半は勉強費を払って結局やめてしまいます。

二つ目はどこかのベンチャー・キャピタルのファンドに投資することです。このようなファンドに投資する投資家はリミテッド・パートナー(LP)と言います。なお、VCファンドは投資信託ファンドと違い、誰でも投資できる訳ではなく、コストが非常に高いです。多くのVCファンドに投資の投資条件は最低の投資額として一億円、マネジメント手数料として2〜3%/年を取られ、ファンドとして収益を取得したとしたらその収益分の20〜30%の手数料を取られ、ファンドの寿命が10〜15年間と言う訳でその間投資したお金が触れなく流動性が極めて低いです。

そこでスタートアップへの投資をより平等的にするために22Xファンドというトークンが生まれました。応募合格率が2%程しかない一流のアクセラレーター(500Startups)を卒業した世界中からの様々な分野で活躍している30社が参加し、手数料を極めて減少し(収益手数料を0%、マネジメント手数料を1.5%/年)、本来のスタートアップ株式の流通市場よりEthereumブロックチェーンのトークンにより流動性を高めます。トークン自体は22Xファンドのために設立されたファンドに投資する形となり、そのファンドは各参加スタートアップの最大10%の株式を所有します。トークンを購入するには仮想通貨、または米ドルが使えます。今までになかった平等的なスタートアップへの投資方針になります。

なぜコストをこのように削減できているかというと、先ずはトークンの運用コストが非常に低く、トークンセール後ファンドの活動はただ単に法規制を遵守するための資料の作成と投資家へのファンドパフォーマンス資料の作成位しかありません。また、既に一流のスタートアップ企業がアクセラレーターに特定されているために、上述のように400社を評価するコストが全くないからです。

なぜ流動性をこのように高くできているかというと、Ethereumブロックチェーンによりトークンの取引はこれからどこかの国の国内に留まらず、世界のEthereum市場の流動性に関わってきます。

本来のスタートアップ投資に対して刺激的な投資方針だと思えるかというと、殆どの参加企業は既に収益を取得しているし、世界中から一流の投資家に投資されています。今までこのようなトークンがありませんでした。VCだけではなく、このようなブロックチェイン技術により多くの人にスタートアップ投資の楽しさが開かれています。

私自身はファンドの運用者ではありませんが、参加企業の一つ、Ohalo社(www.ohalo.co、英国)の代表取締役です。Ohaloはブロックチェーン技術によりデータガバナス強化する会社です。この22Xファンドに留まらず、今後このようなプロジェクトがより多くのスタートアップ企業およびスタートアップ企業に投資したい投資家に貢献することを期待しています。

--

--